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失うものはなにもないから、やるだけやってみれば?
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誕生日:
1980/10/18
職業:
フリーター
趣味:
いろいろ
自己紹介:
2008年度のワーキングホリデーで渡仏を計画中。

元パティシエール、現なんちゃって料理人。

音楽好き、ライブ好き、マンガ大好き。
オタク臭プンプンです。
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2024/05/09(Thu) 06:31:50
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売店のすぐ横の小道を登ると、礼拝堂はすぐ見えてくる。


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そして、写真で見てた通りの全景!

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中にはまだ入らず、とりあえず外をぐるっと一周。

ここからは、反時計回りに撮影していった外観。


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これで一周。


こうやってみても、とても一つの建物を写したとは思えない。

どうしてこんな建物が存在するのか?
コルビュジエはなんの意図をもってこの形にしたのか?
そんなことが気になった。




そして、中へ。


小さな扉を開けて中へ入る。
ろうそくと、たくさんある窓から入るぼんやりした光のみで、かなり薄暗い。

わたしはそれを一瞬確認すると、後ろを向いて開けた扉をしっかり閉めた。

そして、もう一度振り返り内部の様子が目に入ったとたん、突然涙がこみ上げてきた。
すごいびっくりした。
なんでなのか全く分からないけど、どうしても涙をこらえることができなかった。

中には何人かの人がいて、泣いてるのがばれるのが恥ずかしい!と、急いで礼拝用におかれているベンチの一番前に座った。


わたしは建築に詳しいわけでもなく、コルビュジエに心酔しているわけじゃない。
ここに来たのも特に思い入れがあったわけでもなく、思いつきに近い。
なので「やっと来れた!」とかいう感動があったわけじゃない。

キリスト教徒でもないので信仰心からの感動なんてものもあるわけない。

それなのに後から後から涙がこみ上げてきた。


しばらくはベンチに座ってぼーっと上を眺めながら、ただ涙を流していた。


ここは、ただ祈りのためだけに造られた場所らしい。
実際にその場にいて、その意味がよくわかった。


わたしはストラスブールのカテドラルは美しいと思うし、何度見てもその迫力に圧倒されてしまう。
その感覚が好きで、暇があればよく見に行っている。
ただそれは、建造物としてすごいなと思うだけで、信仰心なんてこれっぽっちもない。
なのでわたは、そういう歴史のある大きな教会なんかの中に入るのが結構苦手なのだ。
なんとうか、内部の空気は威圧的で排他的で、異教徒のいるべき場所ではない感じがするのだ。
昔初めてヨーロッパに来て、パリの大聖堂や他の有名な教会の中に入った時にそう感じて、キリスト教がなんだか怖く思えた。


ロンシャンの礼拝堂にはそんな威圧感はこれっぽっちもなかった。
ただシンと静まり返り、ただそこに存在しているだけだった。
誰もを受け入れるような柔らかな空気と静寂があった。


やっと涙が収まると、ゆっくりと内部を見て回った。

中はそれほど広くなく、とてもシンプルだった。
外観を反映するように少し変わった空間になっているけれど、装飾品は一切なくただ祈るために必要なものだけが置かれていた。

そして、大小様々な大きさをした窓が。
晴れている日だとこの窓から光が入りとても幻想的になる。
そういう写真をいくつか見た。


窓を一つ一つ見たり、反対側に立って全体を眺めたり。
また座ってぼんやりしてみたり。

寒くて寒くてしょうがなかったけど、それでも立ち去りがたく限界までとどまっていた。

わたし以外の人たちも同じような感じだった。

ここに来た理由は様々。
何人かは明らかに建築関係の人で、撮影禁止の内部をそれでもなんとか形に残したくて一生懸命スケッチしていた。
わたしみたいに、少しずつ移動しながら内部を眺めてぼんやりしている人もいた。
本当に寒い日だったけどすぐに立ち去る人はいなくて、みんな黙ってじっくり礼拝堂の空気に浸っていた。

それを見ていると、また涙がこみ上げてきた。



寒さが限界に達して、しょうがなく外に出る。
立ち去りがたく、もう一度外を一周した。


必ずもう一度来ようと思った。
次は、季節のいい晴れた日に。
そして光にあふれる礼拝堂を見よう。



売店へ降りて行く途中、2人組の日本人女性に出会った。
中にいるときから日本人だろうなと思っていたけど、声はかけないでいた。
一人がやっぱり建築関係の仕事をしていて、もう一人はその付添とのこと。
パリに滞在していて、コルビュジエ建築が目的の渡仏だとか。

売店に戻ってしばらく話をしていて、親切にも一緒にタクシーで駅まで行きませんかと誘ってくれた。
帰りはふもとまで降りてからタクシーでベルフォールまで出ようと思っていたので、とてもありがたかった。

外は来た時よりも雪が積もっていて、本当に真っ白な世界だった。

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前日見た天気予報で、雨か雪が降るのは確実だった。
朝起きて、もし晴れそうなら行ってみようと思った。
でもたぶん無理だろうなと半分あきらめていた。

ロンシャンに行くのなら、絶対に晴れた日がいい。


朝起きたら曇り空で、ご飯を食べている間に雪が降り出した。
しばらくどうしようかと考えていた。

ふと、雪のロンシャンってのも面白いかもしれないと思った。

わたしがいままで見た礼拝堂の写真はどれも晴れた日に撮られたもので、青い空・緑の芝生・白い礼拝堂、というもの。
それはとても美しく、わたしもそれが見たくて行くつもりだったけど、写真でも見たことのない雪のロンシャンを見てみたくなったのだ。

なんだか楽しくなってきて、ウキウキしながら駅へ向かう。
雪はかなり強くなっていた。



ストラスブールから、とりあえずベルフォールという駅へ向かう。
ロンシャンより手前だけど、ここまでだったら結構な本数がある。
ベルフォールで各駅に乗り換えてロンシャンへ。

前の日記に書いたように、この各駅電車は本当に本数が少ない。
朝・昼・夜にそれぞれ一本ずつという感じ。


ロンシャン礼拝堂へ行く人は、ベルフォールからタクシーで往復という方法をとる人が多いみたい。
何人かで行く場合は、この方法が確実で時間もそんなに気にしなくていいと思う。

でもわたしは一人で行くし、なによりもロンシャン駅から丘の上にある礼拝堂まで歩いて行ってみたかったのだ。


ストラスブールからベルフォールまでの間、天気は何度も変わっていた。
かなり雪が降っていたと思えば、止んで雲の隙間から日が差したり、と思ったらあっという間にまた雲が多くなって、雪がちらついて…。
外の風景も、雪景色だったり緑の牧草地だったり。


しかし、ベルフォールで乗り換えからはずっと雪は降り続き、外もすっかり真冬の風景。
どんどん雪が積もる。
これ大丈夫かな?と心配になったけど、引き返すわけにはいかない。



乗り換えてから約20分、着いたロンシャン駅は駅舎もないような無人駅。
でもしっかりと、「礼拝堂はこっちですよ」の案内板が。


雪はかなり強い。
こんな日に歩いていくような酔狂なやつはわたしくらいだろうと思っていたら、他にも何人かいたので安心。

とりあえず、フランス人カップルの後をくっついていくような形でテクテク歩く。

ガイドブックによると、駅から礼拝堂までは約2㌔。
でもずっと上り坂みたいなので、どのくらい時間かかるか分からない。


雪をかぶった木々が連なる中を歩く。
かなり寒いけど、雪のない所で育ったわたしにはかなり楽しい。
雪でコートが真っ白になりながらも、あちこち写真を撮ってみる。

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たぶん、30分くらい歩いただろうか?

開けた場所に、チケット売り場と小さな売店が一緒になった建物を発見。

まずそこでチケット代を払う。
売店のマダムはとても感じのいい人で、わたしに「JAPON?」と聞いてきて、そうだと答えると英語でバーーーーーと何かを言ってきた。
が、まったく理解できないわたし。
でも、本当に感じ良く、きっと親切に何かを教えてくれてるっぽかったので、なんだか聞き返すのが申し訳なく、笑って「OK!」と言ってしまった。
ダメな日本人…。


ロンシャン
2008/11/23(Sun) 07:31:16
今日は一人でロンシャンに行ってきた。

ロンシャンといっても、競馬場でではないですよ。


Ronchampは、アルザスの南に隣接するフランシュ コンテにあります。
といっても、アルザスとの境あたりにあるのでストラスブールからは結構近い。


ロンシャンには何があるのかというと、有名な礼拝堂があります。
ただそれだけ。
礼拝堂だけしかないのです。
(美術館もあるみたいだけど)

ロンシャン駅があるけれど、上り下り共に一日3,4本しか電車が止まらないような僻地だったりします。

でも、ロンシャンの礼拝堂を見るためだけに、世界中から人が集まるのです。


ロンシャン礼拝堂は、正式名をノートルダム・デュ・オー(Notre-Dame de Haut)といいます。
1955年に建てられたもので、そんなには古くないです。
世界中から人が集まると聞けば、とても古くてものすごく大きくて、なんて想像するかもしれないですが、そんなことないです。

じゃあなぜ人が集まるのかというと、ル・コルビュジエというとても有名な建築家が設計した建物だからです。
コルビュジエは、現代建築の父とか呼ばれてるらしいです。
建築に携わっている人なら、コルビュジエの名もロンシャンの礼拝堂も知っているのが当たり前らしい。


わたしは建築なんて全くわからない。
コルビュジエの名前も、わりと最近まで知らなかった。

じゃあ何故わざわざここに行ったかというと、この礼拝堂、とっても変わった形をしてるんです。


以前日本で、たまたま誰か俳優がこの礼拝堂を訪れる番組を見た。
「へー、なんかすごい変な建物だな」とは思ったけど、それほど惹かれはせず、その時点では行ってみようとは思わなかった。

その後、何人かの方のこの礼拝堂へ行ったというブログを読むことがあった。
その人たちのブログに貼られていた写真を見ていると、だんだん自分の眼で見てみたいという思いが募っていった。

本当にこんな建物が存在するのだろうか?
実際にはどれくらいの大きさなんだろうか?
細部はどうなってるの?

どんどん興味がわいていった。


ストラスブールからはそんなに遠くないし、せっかくだから行ってみることにした。





さて、そのロンシャン礼拝堂。
どんな形をしているかというと。

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(この写真はお借りしてきました)

ね、変わってるでしょう?

このアングルが一番よく使われてるのかな。
でもこの建物は、見る角度をちょっと変えるだけで全く違う形に見えるんです。
ホントに不思議。


この礼拝堂は丘の上に立っていて、青い空と緑の芝生と白い建物というコントラストが美しい。
なんか、初夏のイメージ。


が、わたしが行った今日は、雪が降りしきる真冬なのでした。

つづく
初雪かしら?
2008/11/22(Sat) 06:49:01

この週末は、ライラがドイツに行ってしまっているので、なんとなくつまらない。
夜はそれぞれ自分の部屋にいて、あんまりしゃべったりとかしないんだけど、隣の部屋から物音がしないだけで、寂しく思ってしまう。

ひとりで部屋にいてもすることがないから(勉強しろ!)、夜にもかかわらず散歩に出てみた。
しかも外は雨。

と思ったら、なんか雪っぽい?


傘を持ってきてないので(日本でも傘はささなかったけど)、コートのフードをかぶってぶらぶら。

雨はみぞれっぽくなったり、完全に雪に変わったり、また雨になったり。
相当寒いけど、でもそんなに気にならなかった。



ストラスブールは1週間後からマルシェ・ド・ノエルが始まる。
街中、その準備が進められてて、ちょっとずつ華やかになっていってる。

街の中心にあるクレベール広場には巨大なツリーが立ってて、少しずつ飾り付けられている。
いったいどんな風になるのか、とっても楽しみ。

街のあちこちにマルシェのための小屋が建ってたり、電球の飾り付けをあちこちで見たり、お店もそれぞれきれいにデコレーションされている。


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まだまだ本番はこれから、という準備段階だけど、それでもきらめくイルミネーションを見てるとなんtなく幸せになった。


1時間くらいただぶらぶらして帰ったら、手がかじかんでてアパルトマンの入り口の鍵を開けられなくて焦った。笑





クリスマスの前に、明日からはストラスブールはジャパンウィーク。
1週間近く、街のあちこちで日本の文化を紹介するイベントが開催される。
わたしは詳細を全く知らないけど、タイミングが合えばなにか見に行ってみよう。

このイベントのために、かなりの数の日本人がストラスブールに来てるみたい。
しばらく日本人遭遇率が上がるな。
誰かに声かけてみようかな

スーパーでお買い物。
2008/11/20(Thu) 08:22:34

そんなに頻繁じゃないけど、夜は自炊しているので結構スーパーで買い物してます。

ウチから歩いて5分位のところに巨大なショッピングモールがあって、その中にかなり大きなスーパーが入ってる。
大きなスーパーってのはかなり楽しい。
日本で見たことない野菜もいろいろあるし、いろんな物がものすごい種類置いてあって、選ぶのが結構大変だけど、それも醍醐味っていうか。

最初にマダムに連れて行ってもらった時はシステムが分かってなくて、ライラがいなかったらきっと何も買わずに逃げ帰ってたかも。笑
日本での感覚でいると、ちょっと戸惑う。


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リンゴが大好きでよく買うけど、毎回何買うか迷う。
こんなに種類たくさん。

こないだきれいな色の青リンゴを買ったけど、皮が固くてイマイチだった。



ほとんどの野菜や果物が量り売りになっている。

まず、自分の好きな物を好きなだけ袋に入れる。


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そして、値札に書いてある番号を覚える。
このにんじんは68番。


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そして、売り場にある秤に載せてパネルの番号を押す。
するとバーコードのシールが出てきて、それを貼ってレジに持っていくのだ。

このシステム、一人暮らしには大変ありがたい。
日本もこうやってくれないかな。
って、ほとんど自宅で料理しないんだけどさ…。


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水の種類もかなりある。
日本でおなじみのものもあるけど、そういうのはわりと高め。
といっても、フランスは水が安い!!
ヴォルビック500ml×6で、2.5€くらい?

硬水が苦手だから安心して飲めるヴォルビックを最初は買ってたんだけど、「ヴォルビックは高いよ」とAちゃんに言われた。
これで高いのか?と思ったけど、その後スーパーで一番安い水に変更。
値札がなくいくらなのか分からなかったけど、「ま、安いでしょう」とたいして気にせず、ちゃんとした値段を知らなかったんだけど、今日レシートを見てみたら。

0.30€

「え?」と何度もレシートを見返す。
これ、1本の値段じゃないです。
500ml×6の値段。

いくらなんでも安すぎだろう!?
もしかして水道水か?と思ってしまったけど、不味くはないので別にいい。

細かいことは気にしないO型。



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こちは、チーズ売り場でございます。
さすがはフランス、チーズの種類が半端ない。
これでも、陳列棚のごく一部。

この棚のお隣には

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こういうデパ地下風のチーズ売り場もございます。

もう、なにがなんだか。

で、やっぱ本場は種類があるだけじゃなく値段もお手頃!
毎日チーズ食べてますよ。
でも一人なんで、1種類がなかなか終わらない…。



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もちろんワイン売り場もかなり広い。

ワインもチーズも、やっぱり選ぶのが大変だ。。




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で、ここがレジ。
この黒い台に自分で品物をカゴから出して乗せます。
この台はベルトコンベアのようになっていて、レジの人が操作してるみたい。

レジ袋は有料みたい。よくわからん。
やっぱり初日に、袋をもらえなくてアワアワしてしまったわたし。

ちなみに袋に詰めるのはレジ横の小さなスペースで、油断してるとどんどん品物がたまっていって、しまいには次の人の商品も流れてくる。
レジの人がバーコードを通し終えたら、リズミカルに袋にしまっていかないといけない。
これかなり重要。笑


とまあ、こんな感じ。
所々日本と違っていてあわてることもあるけど、慣れるとスーパーはホントに楽しい!
もっといっぱい材料使って、贅沢に料理できる環境だったらな~。
一人だとあんまり種類買えないし、毎晩料理するわけじゃないからね。




人があんまりいない時を狙って写真撮ってたけど、さすがにレジを撮ってる時は前の人に不審な顔されてしまった。
すみません、ばっちり写ってます。

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