失うものはなにもないから、やるだけやってみれば?
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プロフィール
HN:
さっきー
年齢:
44
性別:
女性
誕生日:
1980/10/18
職業:
フリーター
趣味:
いろいろ
自己紹介:
2008年度のワーキングホリデーで渡仏を計画中。
元パティシエール、現なんちゃって料理人。 音楽好き、ライブ好き、マンガ大好き。 オタク臭プンプンです。
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2024/11/27(Wed) 22:49:36
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下界
2009/03/04(Wed) 07:31:41
最近の日課が薪割りというさっきーです。
どうも。 昨日は食料品の買い出しにお供させていただき、久しぶりに(1週間ぶり?もっと??)下界へ降り立ちました。 人がいっぱいいる所が本当に久しぶり。 といっても、平日の昼間のスーパーなんてたかが知れてる。 約1週間分の食料をまとめ買いするので、日本のものよりもはるかに大きいカートに品物を入れていくんだけど、それがすごい楽しい! 一人暮らしでは味わえないこの快感! 品物がたまっていくとどんどん重くなって、うまくターンができない。 お父さんに「あっち」「いや違う、やっぱこっち」「ここで待ってて」と振り回されるのも面白い。笑 下界と書いてみたけど、それもあながち嘘ではない。 家が小高い丘の上に建っているのだ。 周りに背の高い木がほとんどないので、とっても見晴らしがいい。 こんな感じ。 よく晴れた寒い日の朝は、下の方に霧が降りて行って、雲海のようになる。 すごく幻想的な景色が部屋から見れる。 ほぼ同じアングルで。 まさに仙人の気分。 下にいる人々は濃い霧に阻まれて見えない太陽が、ここでは燦々と。 しかし実際には仙人ではないので、霞を食べて生きていけるわけじゃない。 毎日それなりに働いてるつもりだけど、朝・昼・晩はもちろんがっつり食べ、日に2,3度あるティータイムでおやつを食べ、さらに毎日あるお昼寝タイムで昼食後すぐ横になってしまうので…。 もしかして太った??? さらに、ここは文明社会と隔絶されているかと思えば、さまざまな便利な物が揃えられている。 本日はテラスの掃除を命じらた。 広いテラスには鶏や犬のウ〇コが点々と…。 掃き掃除だけではどうにもならないので、ちまちまジョウロで水をまいてブラシでゴシゴシしていたのだが、そこへお父さん登場。 「もっといい方法があるから」と言ってお父さんが持ってきたものは。 なんて言うの?あれ。 掃除機みたいな形で、ホースからもの凄い勢いで水が出て水圧で汚れを飛ばしていくやつ。 それを持ってきた。 「そんなのあるなら最初から出してよ!」と思ったのは言うまでもない…。 かなり大きくて、まるっきり業務用なんだが、こちらは民宿を営んでるので「業務用」があるのは当たり前だなと。 現在お客さんがいないので、客商売という意識がまるでない。 とにかくその後は快適に掃除をすすめ、完璧とはいかないまでもとりあえず目につく所にはウ〇コはなくなったので満足! していたら、1時間もたたないうちにニワトリさんたちがテラスでくつろいでおりました…。 いいもん、そんなことしょっちゅうだもん…。 ところで。 薪割りが日課と書いたけど、まさか斧を振り上げて薪をかち割ってるわけではない。 ここでも文明の利器が活躍。 薪割り機があるのだ。 最近新しい薪割り機が導入された。 台に丸太を置いてレバーを押し下げると、斧の刃のようなものがゆっくり下りていってメリメリメリ!と丸太を割いてくださる。 とってもパワフルな優れもの! なんだけど、どうにも胡散臭さが漂う代物…。 どう見ても設計ミスでしょう、というところもチラホラ…。 塗装もあっという間に剥げた…。 わたしの聞き間違いでなければ、中国産だとか。 Oh! la! la! ほとんどの仕事は一人でやってのけてしまうお父さん。 正直わたしがいなくてもそんなに困らないんだろうと思うことが多々。 しかしこの薪割りはわたし一人でちゃんとできる仕事。 ここ何日か立て続けにやって、かなりのストックが出来上がった。 今割っている薪は次の冬に使う用。 来年、わたしが割った薪がファミリーを温めるのに使われるのかと思うとなんだか嬉しくて、仕事もはかどるのです。 PR
幸福な家庭
2009/03/02(Mon) 07:04:28
これまでお父さんの話ばかりで、他の家族の話をしてなかった。
こちらのオランダ人ファミリーは、お父さん・お母さん・そして女の子が2人の4人家族。 あとは犬が2匹の猫が2匹、馬が4頭と鶏が7羽。(これで全部だっけ?) この家庭は、わたしがいままで見たことのある家族の中でもダントツに仲がいい! といっても、わたしの知っている家庭は日本人ばかりだから余計にそう思うのかな? でもほんとうにすごくいい家族。 愛が溢れまくってます。 娘たちがお母さんに向かって「ママー」と呼びかけると、お母さんは決まって「なに?mon amour( 愛しい人という意味)」と答える。 犬や猫たちにもいつも「モナムール」と呼びかける。 わたしはこれを聞くのが大好き。 西洋人だから当たり前なのかもしれないけど、ハグハグもよくする。 特に次女のエミリーはお父さんに抱きつくのが好きみたい。 お父さんも抱き返したついでに、エミリーのお尻をパンパン叩いている。笑 もし日本のお父さんが年頃の娘の尻を叩いたりなんかしたら、「ちょっとなにすんのよ!!!セクハラ!!」とか言われて大問題になりそう…。 姉妹仲もとってもいい。 口論もけっこうするけど、すぐ仲直りしてやっぱりハグハグ。 いつも食卓でじゃれ合ってる。 2人ともとってもかわいいので、そんな2人が仲良くしてるのを見るのはかなりの眼福。笑 夫婦間は言わずもなが。 フランス人カップルよりはベタベタしてない感じだけど、人前でチュウするのはやっぱり当たり前。 こちらのお母さん、もともと背骨に問題があったんだけど、去年キッチンで転んでしまってからずっと足に痛みを抱えているらしい。 歩けないわけではないが、基本的には車いすでの生活。 そんなお母さんを助けるために、お父さんがほぼ毎日夕食を作る。 娘たちも当たり前に手助け。 全く問題がないわけじゃないんだろう。 わたしは会話がほぼわからないから、ぜんぜんこの家族の内情を理解してないと思う。 お母さんの足の件で、いろいろ大変だったりするんだろうし。 でもなんというか、この家族すごく健全。 家族とは本来こういうものなんだよなって思わせてくれる。 絆という言葉を思い出させてくれる。 ファミリーはプロテスタント。 わたしは「宗教」にあんまりいいイメージを持ってないんだけど、この家族はごく自然にプロテスタント。 「宗教」というどうしても悪いイメージを持ってしまう言葉は全然連想されず、あくまで生活の一部、家族の絆を強める役割でしかない。 たとえば。 夕食の前に必ず賛美歌を歌う。 讃美歌と言っても、ウィーン少年合唱団みたいな繊細で美しい感じのものではなくて。 お父さんがギターを弾いて、みんなで思い思いにハモッたり、リズムもポップな感じだったり、なんだかカントリーな音楽。 夕食前だけじゃなくて、この家族の最大の娯楽が音楽となっていて、暇な時には誰かがギター弾いたりピアノを弾いたりしている。 そうすると自然とみんなが集まって、合唱になる。 そして日曜の朝はみんな揃って、隣町の教会の集会へ出かける。 (プロテスタントはミサとは言わないらしい。知らなかった) わたしは先週一緒に連れて行ってもらった。 本当に小さな教会で、教会というよりは集会場のような所で、牧師さんの話を聞いたり、その合間にやっぱり歌を歌ったり。 ここも「宗教」をあまり感じさせず、みんなほんとに自然だった。 終わったあとはそこら辺の人と世間話したり、「また来週!」って言って別れたり。 この人たちを見てると、宗教は人とのつながりを強くするためのものなんだなって思った。 それなのに、宗教の違いで戦争がおこったりする。 なんて悲しいことだ…。 と、この家族のおかげで世界平和にまで思いを馳せてしまうほど。 本日は日曜日で、やっぱり家族は教会へ。 わたしはやりたいことがあったので、お留守番。 帰って来たみんなとお昼ご飯を食べて、その後は完全自由時間。 わたしは居間でフランス語の勉強をしようと思っていた。 しかしそこでは姉妹が合唱中。 「一緒にどう?」と誘われたので、勉強は中断。 もちろんわたしは歌えないけど、ギターやピアノを弾きつつ声を合わせる2人を横で眺める。 なんて幸せな午後なんだろうとウットリ…。 日本じゃこんな生活考えられないわ。 もちろんこの家にはテレビもパソコンもある。 でも彼らはそれに重きを置かない。 あくまで自然に、自然と一緒に生活している感じがする。 人間はそれで充分幸せに生きていけるっていう、良い見本な家族。
すごくないよお父さん…。
2009/02/27(Fri) 10:37:42
昨日今日とめっちゃ天気が良くて、まるで夏のような日中だった。
今日は室内温度計を見たら、27度だった。 外での作業は暑すぎ。 でもお昼をテラスで食べたんだけど、それはとっても楽しい! 朝昼は基本毎日同じメニューで、パンとジャムとオランダチーズのみ。 昼はハムとか付いてくるけど。 そんな毎日と同じものだけど、やっぱり外で食べるのはおいしい。 ちょっとしたピクニック気分。 先日、ここのお父さんは何でもできる!と書いたけど、笑える欠点を発見。 どうも彼は人の名前を覚えるのが苦手らしい。 というか、物覚えがあんまり良くない?笑 わたしがここに着いたときに一人のフランス人の女性が民宿に泊まっていた。 たぶん1週間くらい? 毎晩一緒にご飯食べたりしていたのに、最後まで彼女の名前をちゃんと覚えていなかった…。 数日前に、家の近くを車で走っているときにご近所さんを発見してそのまましばらく世間話。 全部はちゃんと理解できなかったけど、どうもそのご近所さんは暖炉用の薪を探していたらしい。 それを聞いたお父さんは、良ければウチのを分けてあげるよと。 水曜日が都合がいいので、じゃあ家まで届けるねとその場は終了。 昨日が水曜日で、しかしお父さんは出かけた気配がない。 わたしの聞き間違いだったのか、それともわたしが気付かないうちに配達したのか、定かじゃなかったので、とりあえずそのまま放置。 そしたら夜、向こうから電話があった。笑 本日仕切りなおし。 ちゃんと約束の時間に相手の家まで配達。 せっかくなのでお茶でもどう?と誘っていただいた。 家の中におじゃまして、そのまま世間話に夢中になるお父さんとマダム。 この間も親しげに話しかけてたので仲がいいんだろうなと思っていた。 そしたら帰り際にお父さん、マダムに向かって 「そういえば名前なんて言うんだっけ?」 ええ~~~~~??? 最後にそれ? 思わず噴き出しそうになるのを耐えつつ退散。 ホントいいキャラしてます。
アンドラ
2009/02/26(Thu) 05:24:56
日にちが前後しちゃうけど。
ここに着いて3日目、アンドラというところに連れて行ってもらった。 アンドラは街の名前じゃなくて、国の名前。 フランスとスペインの国境になるピレネー山脈にある、小さな公国。 名前を聞いた時はピンとこなかったけど、その国の存在はどこかで聞いたことがあった。 アンドラは税金がかからない?税率が低い?のかよく分からないけど、とにかく安く買い物ができるとか。 ブランド物を買うのならアンドラでどうぞ、みたいな。 フランス人やスペイン人は煙草やガソリンを求めてアンドラへ行くそう。 そういえばストラスブールでも、ドイツの方が税金が安いからみんなケールへタバコを買いに行ってたな。 しかし川を渡ればすぐに到着、という感覚のケールとは違い、アンドラは遥か山の上。 行った街は標高2000メートルくらいのところとか。 家からは車で2時間ほど。 車で国境を渡るってのは、日本人にとってはなかなか味わえない貴重な体験なんだけど、ユーロ圏だと特にコントロールとかもないから国外に出たっていう実感がなかなか味わえない。 アンドラはEU加盟国ではないけれど、ほぼ同じ扱いなので、やっぱりどこで国境を越えたのかよく分からなかった。 着いた先も、表記はほぼフランス語で、聞こえてくる言葉もほぼフランス語。 うーん、やっぱり実感なし。 ちなみに通貨もやっぱりユーロ。 わたしゃブランド物に興味がないし、煙草も吸わない。 欲しいものは日用消耗品くらい。 アンドラはたぶん高い買い物をするならかなりお得なんだろうけど、安いものならそんなに変わらない感じ。 結局9ユーロのロンTと、電子辞書用の電池を買って終わり。 ブランド物がどれくらい安く買えるのかというのは、もともとの値段がどれくらいなのか知らないのでよくわかりません。笑 興味のある人は行ってみましょう! とは言っても、国内に飛行場はないらしく、たぶん鉄道もない? フランスかスペインから車で行くしかないっぽい。 でもバルセロナから結構近いらしいよ。 山の上なのでもちろん雪もたくさん! スキーしたい人にもうってつけ! わたし、スキーもやりません…。 この日一番興味深かったのは、ヒッチハイカー。 アンドラへ向かう途中にも、アンドラ国内にも、何人か道端で手を挙げているのを見た。 そしてなんと、お父さんが一組のヒッチハイカーを拾ったのだ!! そのハイカーはウクライナ人の男女。 一つの車の中に、オランダ人・日本人×2・ ウクライナ人×2 どんな状況なんですか??、と思わず笑ってしまったよ。 そのウクライナ人2人、おじちゃんとおばちゃん。 おじちゃんはあんまりフランス語を喋れないみたいでほとんど黙ったままだったけど、代わりにおばちゃんがめっちゃ喋る喋る! しかもものすごい訛り! 舌巻き過ぎ! (フランス語に巻き舌の発音はありません…) ただでさえ聞き取りは苦手なのにさらに理解不能…。 でもおばちゃんの圧倒的パワーがおもしろすぎてやっぱり笑えてしょうがなかった。 その2人組、アンドラに入ってから下ろしたんだけど、「警察の前で下すのはやめてー!」っておばちゃんが…。 何かやましいことあったんですか?? お金にそんなに余裕がないからヒッチハイクやってみたいんだけど、やっぱり女一人でってのは勇気がない。 でも女の人一人で立ってるのも見かけたので意外と平気なのかな?とか思ったり。 よっぽど金に困ったらやってみよう…。 アンドラ国内の思いでより、ウクライナおばちゃんの方が圧倒的に印象深いんですけど。笑 でも簡単に国を行き来できるってのは日本では不可能なので、これも良い思い出です。
すごいよお父さん!
2009/02/24(Tue) 00:50:12
土曜の朝にとうとうAさんが出発してしまった。
数日だったけど、Aさんと一緒に過ごせてホントによかった。 というか、迷惑かけまくりでした…。ごめんなさい。。 これからは一人できちんとやっていきます! そのAさんを駅まで見送りに行き、その後この家のお父さんと初の2人での仕事! ちゃんと指示を理解できるか不安でドキドキ。 この日は近所のお城の庭での材木切り作業。 滞在してる家は大きくて”お城のよう”だけど、まだ家といえる範囲、かな? でも出張先はホントにお城。 規模が違う。 庭も広くて、どこの自然公園ですか?みたいなかんじ。 朝には野生の鹿まで現れた。 ところで我が家のお父さんは何でもできる。 できないことが無いんじゃないかってくらい、ほんとに何でもできる。 この日はクボタのトラクターと大きな裁断機とトラックを駆使して、樹齢百数十年?はある大きな木をどんどん板状にしていってしまった。 わたしはというと、午前中はどこからかやってきた2人のイギリス人がせっせと板を運ぶので特に出番なし。 たまにお父さんに「あれ取ってきて」とか簡単な指示があるのみ。 が。 午後はその2人が別の仕事をし始めたので、わたしがその板を運ぶ役目。 板と言ってもそれなりに分厚いし、なんといってもかなり長いので運ぶのはけこう大変。 明らかに大きすぎてわたし一人では無理なものは「それは後でいいから」と言ってくれるけど、それ以外は無言で持って行けと差し出される。 「お父さん、女子にこれを運ばせるのですか?」と内心文句を言いながらも、それ以外できることがないので頑張ってみる。 女子とか言ってみたけど、飲食業を長くやってきたわたしはそれなりに力がある。 重いよーとぶつぶつ言いながらもそれなりに持ててしまうのです。 結果、彼に「君、力持ちだね」とグッジョブサインを出される。 女子に向かって(まだ言ってみる)そのほめ言葉はどうなんだ?と思わなくもないけど、やっぱり嬉しい。 ところで、一緒に作業した2人のイギリス人と共に、この城の主もイギリス人とのこと。 お父さんはオランダ人。 わたし日本人。 フランスの片田舎で、この組み合わせはおかしいよね? ここはどこ??状態。 ちなみにそんな組み合わせなので共通語は英語。 わたし会話に入れません。 ま、フランス語でも無理なんですけどね。 さて、農家のおじさんだと思っていたら林業・材木業もやってのけてしまうお父さん。 あと何ができるかというと、ギター弾いて歌うたいます。 これがなかなかの美声。 乗馬もかなりこなすらしいし、大工作業もお手の物。 今住んでいるお城はかなりボロボロだったのを修復してしまったらしい。 料理もそれなりにできるっぽいし、洗濯物だってたたむ。 そして、オランダ語・英語・フランス語を操る。(フランス語は苦手みたいだけど) 何かできないことありますか?と聞きたくなってしまうほど。 そんなお父さん。 Aさんの日記を読んでみるとケビン・コスナーに似てるって書いてあるけど、わたしはインディジョーンズにしか見えません。 お城の庭で、折れた木の先が別の木に引っ掛かってしまってるのを引きずり降ろさないといけなかった時。 帽子をかぶってロープを操るお父さんに思わず惚れそうになりました。 べつにハリソン・フォード、好きじゃないんだけどね。笑 |