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プロフィール
HN:
さっきー
年齢:
44
性別:
女性
誕生日:
1980/10/18
職業:
フリーター
趣味:
いろいろ
自己紹介:
2008年度のワーキングホリデーで渡仏を計画中。
元パティシエール、現なんちゃって料理人。 音楽好き、ライブ好き、マンガ大好き。 オタク臭プンプンです。
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幸福な家庭
2009/03/02(Mon) 07:04:28
これまでお父さんの話ばかりで、他の家族の話をしてなかった。
こちらのオランダ人ファミリーは、お父さん・お母さん・そして女の子が2人の4人家族。 あとは犬が2匹の猫が2匹、馬が4頭と鶏が7羽。(これで全部だっけ?) この家庭は、わたしがいままで見たことのある家族の中でもダントツに仲がいい! といっても、わたしの知っている家庭は日本人ばかりだから余計にそう思うのかな? でもほんとうにすごくいい家族。 愛が溢れまくってます。 娘たちがお母さんに向かって「ママー」と呼びかけると、お母さんは決まって「なに?mon amour( 愛しい人という意味)」と答える。 犬や猫たちにもいつも「モナムール」と呼びかける。 わたしはこれを聞くのが大好き。 西洋人だから当たり前なのかもしれないけど、ハグハグもよくする。 特に次女のエミリーはお父さんに抱きつくのが好きみたい。 お父さんも抱き返したついでに、エミリーのお尻をパンパン叩いている。笑 もし日本のお父さんが年頃の娘の尻を叩いたりなんかしたら、「ちょっとなにすんのよ!!!セクハラ!!」とか言われて大問題になりそう…。 姉妹仲もとってもいい。 口論もけっこうするけど、すぐ仲直りしてやっぱりハグハグ。 いつも食卓でじゃれ合ってる。 2人ともとってもかわいいので、そんな2人が仲良くしてるのを見るのはかなりの眼福。笑 夫婦間は言わずもなが。 フランス人カップルよりはベタベタしてない感じだけど、人前でチュウするのはやっぱり当たり前。 こちらのお母さん、もともと背骨に問題があったんだけど、去年キッチンで転んでしまってからずっと足に痛みを抱えているらしい。 歩けないわけではないが、基本的には車いすでの生活。 そんなお母さんを助けるために、お父さんがほぼ毎日夕食を作る。 娘たちも当たり前に手助け。 全く問題がないわけじゃないんだろう。 わたしは会話がほぼわからないから、ぜんぜんこの家族の内情を理解してないと思う。 お母さんの足の件で、いろいろ大変だったりするんだろうし。 でもなんというか、この家族すごく健全。 家族とは本来こういうものなんだよなって思わせてくれる。 絆という言葉を思い出させてくれる。 ファミリーはプロテスタント。 わたしは「宗教」にあんまりいいイメージを持ってないんだけど、この家族はごく自然にプロテスタント。 「宗教」というどうしても悪いイメージを持ってしまう言葉は全然連想されず、あくまで生活の一部、家族の絆を強める役割でしかない。 たとえば。 夕食の前に必ず賛美歌を歌う。 讃美歌と言っても、ウィーン少年合唱団みたいな繊細で美しい感じのものではなくて。 お父さんがギターを弾いて、みんなで思い思いにハモッたり、リズムもポップな感じだったり、なんだかカントリーな音楽。 夕食前だけじゃなくて、この家族の最大の娯楽が音楽となっていて、暇な時には誰かがギター弾いたりピアノを弾いたりしている。 そうすると自然とみんなが集まって、合唱になる。 そして日曜の朝はみんな揃って、隣町の教会の集会へ出かける。 (プロテスタントはミサとは言わないらしい。知らなかった) わたしは先週一緒に連れて行ってもらった。 本当に小さな教会で、教会というよりは集会場のような所で、牧師さんの話を聞いたり、その合間にやっぱり歌を歌ったり。 ここも「宗教」をあまり感じさせず、みんなほんとに自然だった。 終わったあとはそこら辺の人と世間話したり、「また来週!」って言って別れたり。 この人たちを見てると、宗教は人とのつながりを強くするためのものなんだなって思った。 それなのに、宗教の違いで戦争がおこったりする。 なんて悲しいことだ…。 と、この家族のおかげで世界平和にまで思いを馳せてしまうほど。 本日は日曜日で、やっぱり家族は教会へ。 わたしはやりたいことがあったので、お留守番。 帰って来たみんなとお昼ご飯を食べて、その後は完全自由時間。 わたしは居間でフランス語の勉強をしようと思っていた。 しかしそこでは姉妹が合唱中。 「一緒にどう?」と誘われたので、勉強は中断。 もちろんわたしは歌えないけど、ギターやピアノを弾きつつ声を合わせる2人を横で眺める。 なんて幸せな午後なんだろうとウットリ…。 日本じゃこんな生活考えられないわ。 もちろんこの家にはテレビもパソコンもある。 でも彼らはそれに重きを置かない。 あくまで自然に、自然と一緒に生活している感じがする。 人間はそれで充分幸せに生きていけるっていう、良い見本な家族。 PR この記事にコメントする
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