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失うものはなにもないから、やるだけやってみれば?
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1980/10/18
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フリーター
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いろいろ
自己紹介:
2008年度のワーキングホリデーで渡仏を計画中。

元パティシエール、現なんちゃって料理人。

音楽好き、ライブ好き、マンガ大好き。
オタク臭プンプンです。
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動物たち
2009/06/10(Wed) 06:26:51

※注 : ちょっと重い話題です。




ここに着いたばかりの頃、動物がいっぱいいて「動物園みたいで楽しいな~」と思っていた。


わたしはなにも知らず、ただのんきにそんなことを考えていた。




ここにいる動物たちのほとんどは、食べるために飼育されているのだ。



鳥が結構いろんな種類がいる。
ニワトリ、鳩、鴨、ガチョウ、七面鳥、ホロホロ鳥。

その他には、豚、うさぎ、羊。

純粋に飼われているのは、犬、猫、馬のみ。
馬は仕事に使うので、ただのペットとは言えないかも。



動物たちのことをブログに書かなければと思いつつも、頭の中がずっと混乱した状態で、何をどう書けばいいのか分からなかった。
今も気持ちに整理がついたわけではない。



わたしは「ペット」としてしか、動物と接したことがない。
ペットは愛でるためのものだ。
一緒に生活し、体調を心配し、長生きしてほしいと願い、死ねばどうしようもなく悲しい。
家族や友人と同然の存在。


じゃあ、食肉用に飼育されている動物は?
餌をやり、体調の心配はするけれど、それはすべて「いつか食べるため」にだ。
もしくは「だれかに食べさせるため」。
殺すことを前提とした存在だ。

わたしはここの動物たちにどう接していのか分からない。


今、いろんな動物の赤ちゃんがいる。
ここに来て間もない、なにも知らない頃は、赤ちゃんたちを見て「かわいい、かわいい」と喜んで連発していた。
写真をいっぱい撮ったりした。

もうそんなことはできない。
「かわいい」とは口にできない。
どんなに愛らしく、愛おしく思っても、その気持ちを押し殺すようになってしまった。


かわいいと思う感情は、ペットに対してだ。
ペットを食べることなんてできない。




そこまでして肉を食べたいのか?






ジュリオはベジタリアンだ。
十数年、肉を全く食べてないらしい。
それでも彼は頑健な体つきをしていて、毎日かなりの重労働をこなしている。

彼を見ていると、肉を食べなくてもちゃんと生きていけるのだと実感する。


じゃあ何故人間はわざわざ他の生き物の命を奪ってまで肉を食べるのか。
肉を食べる必要性はどこにあるのか。


ジュリオは動物を育て、自身の手で絞める。
そんな彼が肉を食べない。
それなのに、わたしは食べる。

わたしはここで、自家製のソーセージを食べた。
七面鳥を食べた。
ハトを食べた。

わたしが食べたハトは、わたしがここに滞在してから絞められたもので、きっとわたしはその鳩が生きているところを見ていただろう。
それを分かっていて食べた。
ジュリオがハトを捌くところを見ていた。



毎日、肉を食べることと、動物たちの命について考えている。
なにをどう考えていいのかも分からないけれど、考える。
答えは出ない。
きっと、ずっと答えを見つけることは出来ないだろう。
考えてもしょうがないのかもしれない。
別に考えなくてもいいことなのかもしれない。

それでも、動物たちを目の前にすれば考えずにはいられない。





ただひとつだけ、明確に分かったことがある。
それは、わたしはこの先も肉を食べ続けていくだろうということ。

ジュリオが食べないのにわたしがここで肉を食べるのはおかしいんじゃないのか、と思ったことがある。
どこかに罪悪感みたいなものがあって、せめてここにいる間はわたしも肉を断つべきではないかと思った。
この先もベジタリアンとして生きていけるならその方がいいんじゃないかと考えた。

でも自分の性格からして、一生肉を断つことなんてできないと分かっている。
わたしは誘惑に弱い。
わたしは好奇心が強すぎる。
食べたことのない料理を目にすれば、必ず手を出すだろう。


いつか食べると分かっているのなら、ここで食べなくても意味がない。
それは罪悪感から逃れたいだけにすぎない。
綺麗事は言いたくない。
問題から目を逸らしてなかったことにするぐらいなら、動物に向き合い、それでも肉を食べていくことを選択する。





いつか、自分なりのちゃんとした答えを出して、ベジタリアンになる日が来るかもしれない。
来ないかもしれない。


ずっとずっと考え続けていく。

「いつか食べるために飼育している動物」と生活したことを忘れることはないだろう。
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お仕事いろいろ。
2009/06/09(Tue) 04:43:41
さてさて、ここで丸1週間仕事したわけだが。
予想したとおり仕事のバリエーションが豊か。
1週間で、結構いろんなことしました、はい。

サラダの苗の植え替え、果物の収穫、ジャム作りの下作業、動物のえさやり、庭に建設中のトイレ・シャワーブースの壁のペンキ塗り。
先週は宿泊客がいたので、料理のサービスのお手伝いなんかも。


そして最もつらかった仕事が、馬の飼葉の回収作業。
ここは牧草も育てているのだが、刈って干し草にした牧草を四角くまとめ、それを倉庫に運び込むのを手伝った。

まず、畑に散らばっている四角い飼葉をトラクターで回収。
それを倉庫まで持ってきて、2階までベルトコンベアのようなもので運び、積み上げていく。
わたし、ジュリオ、ジュリオのパパ、隣の家のおっちゃんでの作業。
わたしは一番楽な所をあてがわれてたのだが、それでも辛い。
四角い飼葉は、それ自体はそれほど重くないが、持つところがまとめてある紐しかないので、手に食い込んで痛い。
途中で手袋を借りたのだが、他の男性陣は素手でずっとやっていた。
よく手が切れないもんだ。

1個自体はそれほど重くなくとも、かなりの数を運んだので次の日は全身筋肉痛。
その日の夜は「ちょっと休憩を…」と思ってベッドに横になったら、もう起き上がれなかった…。



まあ、こんなハードな仕事は例外中の例外で、普段はやっぱり畑仕事が中心だ。
そして畑仕事といえば雑草の除去。
ジュリオ曰く「野菜作りの80%が除草だ」とのこと。

先週、大変興味深い仕事を見ることができた。
馬を使っての除草作業。

DSCN0235.JPG
こんな感じ。


DSCN0252.JPG

馬にこういう道具を引っ張らせる。
一人が馬を操縦し、もう一人が道具を操縦する。
刃先が地面に入って、雑草が根こそぎ持っていかれるというわけ。

ちなみに後ろにいるのはモップじゃなくて、ここの犬。


DSCN0233.JPG


写真の馬は、びっくりするくらい大きい。
ロバ父さんの所にも骨格の太い馬がいたけど、それよりも全然でかい。
ここにはあと3頭馬がいるが、2周りくらい違う。

こんなに大きな体だけど、やさしくて賢い、素敵な女性なのです。


DSCN0237.JPG





そして本日も午前中は除草作業。
今日はトラクターで。

トラクターの後ろに上の道具と同じような物を取り付け、要領は一緒。
一人がトラクターを運転し、一人が道具の操縦。

この道具が結構重い。
操縦というか、土から浮き上がらないよう上から押さえつけている感じ。
これがかなりの重労働。
女一人では無理。

本日の労働者、わたしとジュリオのみ。



わたくしがトラクターを運転いたしました!



ロバ父さんのところでもちょっと運転したことがあった。
が、それは仕事としてではなく、「ちょっとやることないから、そこらへん走って練習しなさい」という感じで、お遊び程度。


わたし、運転免許持ってません。
ハンドルなんて、ゲームセンターのカーレースでしか握ったことないがな。

先日の飼葉回収の時もちょっと運転したのだが、歩くよりも遅いスピードで、広い畑を適当に転がすだけでよかった。



本日の指令は、植わっているじゃがいもを踏みつけないように走らせること。
スピードは速くないが、畝の間隔がタイヤがぎりぎり通る幅。

神経すり減らして集中したつもりだったけど、いくつもじゃがいもを踏みつぶしてしまった…。

おまけにバックしながらの方向転換がうまくできずに、めっちゃ時間かけてしまった。
車を運転する人には常識でも、免許持ってない人間にとっちゃ、どっちにハンドル切ったらどう曲がるのかよく分からないのですよ…。


自分の使え無さに、久しぶりに死にたい気分…。



ちなみにここでもkubotaのトラクターが大活躍。
しかし、運転の仕方がロバ父さんのところのものと違う。
あそこのはアクセルを踏み込めば走り出し、足を外せば止まるというものだった。
ここのものは、ブレーキを踏みこんでギアを入れ、その後ブレーキから足を外すと走り出す。
止まるのはもちろんブレーキ、速度を変える時なんかもまずブレーキ。
ギアをバックに入れたままなのを忘れ、前進しようとしてアワアワしたりとかしょっちゅう。

走らせてる途中で時々ジュリオからストップがかかるので、常に足をブレーキにかけている状態。
全身緊張で、足がつりそうだった…。

明日も筋肉痛かしら?



午後も除草作業。
が、今度は普通に手での作業。
楽ちん♪


人間、機械に頼り過ぎるのはいけないと思うのですよ、うん。
5か所目!
2009/06/03(Wed) 05:45:41
さてさて、昨日新しいウーフ先に到着いたしました。

南仏!とか言ったけど、ローヌアルプ内なのでそれほど南仏感もなく。
リヨンからローカル線で1時間弱、その後車で40分ほどの所。

ardeche.jpg

今回の滞在先は、民宿兼農家、だと思ってたら、民宿兼、食堂兼、農家兼、動物園だった。
まだまだ全貌は見えないけど、なんだかいろいろ手広くやってる気がする。
とにかくいろんな動物がいるのだ。


昨日は駅まで一人の女性が迎えに来てくれた。
ホストの彼女だというパスカル。
その彼女と一緒に、一人のフランス人の女の子。
同じ日から滞在を始めるウーファーだった。


到着が夜だったので、その日はみんなでご飯を食べて寝るだけで終わり。


本日初仕事。
昨日一日の流れをざっと説明してもらっていた。

朝は7時45分に朝食。
その後12時半まで仕事。
昼食後は3時半まで休憩。
休憩後7時まで仕事して終わり。
食事はみんなで食べる。
水曜の午後と日曜日が休み。

仕事の内容は結構様々。
すべてホストのジュリオの指示で行う。
畑仕事、動物の世話、掃除などなど。


今日の午前中は、おなじみの雑草除去。
しかし畑はよく手入れされてるのでそれほど苦ではない。
野菜作りにもいろいろあるんだな~と考えつつ、黙々と作業。
日射しを遮るものがなくて結構暑いけど、時々風も吹くのでなかなか気持ちがいい。


午後、たっぷり休憩をとって仕事再開。
朝の続きをやるのかと思ってたら、車に乗せられてどこかへ。
着いた先は、たぶんジュリオの友達の家の庭。
ここで、ハーブティー用のお花摘み。
なんて言えば聞こえはいいけど、辺りにはミツバチがブンブン。
こっちが攻撃しない限り刺されはしないとはいえ、あまり気持ちのいいもんじゃない…。
顔の前にやってこられると、思わずはらっちゃうし。

摘んだのはtilleulという木の花。
辞書で調べたら菩提樹らしい。
においはそれほど強くなく、うっすらとさわやかな香り。
乾燥させてお茶にすると、鎮静効果が得られるとか。


その後は同じ敷地内でさくらんぼ狩り!!
やっほーい!

なぜかさくらんぼの木のところに連れてかれるときに、「豚は怖くないか?」と聞かれる。
なにゆえ豚?と思っていると、なんとさくらんぼの木は豚の運動場内にあった。
上を向いてさくらんぼを収穫していると、巨大な豚が体当たりをくらわしてくる。
ほとんどの動物は大好きだけど、攻撃してくるものは何でも怖いです…。

すぐ梯子に登って高い位置の収穫を命じられたので、なんとか豚の攻撃も回避。
もぐもぐ食べながらのんびりさくらんぼ狩り♪



それも終わり帰宅すると、途中から別行動だったもう一人のウーファーがなぜか消えていた…。
昨日聞いた時点では2週間滞在するという話だったんだけど。
ジュリオも理由を知らないらしく、しきりにおかしい、おかしい、と繰り返していた。
いったいなんだったんだ?


帰ってからは今度はフランボワーズの収穫!
これも食べていいよと言われたので、遠慮なくモグモグ。
あ~幸せな仕事だ。

フランボワーズの近くには、グロゼイユやカシスの木も!
いつ収穫するのかな~?



そんなこんなで1日終了。
今日はずっと畑仕事だったけど、他にもいろいろ仕事がありそう。
それも楽しみ。

まだまだぜんぜん勝手がわからないけど、それは追々。
とりあえず、今回も楽しい滞在ができそうだ。
クイズ ミリオネア
2009/05/29(Fri) 00:42:23
フランスにも「クイズミリオネア」と全く同じ番組がある。

「Qui veut gager des millions?」という番組。

番組の構成、スタジオ設定、使用音楽までなにからなにまで一緒。
もちろんルールも一緒で、ちゃんと「オーディエンス」「50/50」「テレフォン」もある。


CIMG1996.JPG


DSCN0020.JPG


そしてこの人が司会者

CIMG1998.JPG
Jean-Pierre Foucault 氏

なんとな~く、司会者も共通点があるように感じるのはわたしだけではないはず。

CIMG1997.JPG

このなんとも言えない、いんやらし~感じとか。笑

他の国の司会者も、みんな濃いんでしょうか?



しかし、賞金は段違い。
100万€なので、1億3千万くらい?
いやいや、羨ましい。



番組を見てると、どうしても参加者の質の低さを感じる。
(参加者はすべて一般人で、日本みたいに芸能人ばっかりなんてことはない)
日本は筆記テストとかあって、成績のいい人が参加してるっぽかったけど、フランスはそんな感じしない。
どうやって参加者を決めてるのか知らないけど、明らかにお金の欲しいその辺の人が出てるとしか思えない。

そして、ドロップアウト者が多い。
みんな少しでも多くの賞金を持ち帰りたいのが見え見え。
日本だと、「みんな見てるし、ここでやめたらかっこ悪い!」という面子や「番組を面白くするため」という意識が働いて、ドロップアウトする人は少ない。
そしてドロップアウトした人を見ると、やっぱりちょっとカッコ悪いな、とか思ってしまう。

こういう所でよくわかる国民性。

あと、テレフォンの相手。
みんなそっけなさすぎる。
分からない問題だと「わかんな~い」で終わり。
電話した意味全くなし。笑
日本もテレフォンで正解を言ってくれる人はほとんどいないけど、みんなネットや辞書を使ってなんとか調べようという努力が見える。
フランス人、分からなければそれで終わり。



この「Qui veut gager des millions?」の様子は「ぼくの大切なともだち」というフランス映画の中で見ることができる。
映画もとってもいい話なのでお勧めです。
「Bienvenue chez les CH'TIS」で大人気のダニー・ブーンが、こちらでもいい味だしてます。
ダニー・ブーン大好き。笑



フランス人にyou tubeで日本版のミリオネアを探して見せたら大ウけしてました。
ニューカメラ購入!!(ヤケ)
2009/05/28(Thu) 21:57:37
さてさて、新しいカメラを買ってまいりました。

やったーーー!おニューだぜーーー!!!



なーんて素直に喜べもせず…。
相当痛い出費に、自分の馬鹿さ加減を責めまくり。


購入したのはNikonのカメラ、135€なり。
ホントはもっと安いのを狙ってたんだけど、実際見たらあんまり使い勝手がよさそうではなく。
この新しいカメラは前の八と使い方がほとんど同じで、それが気に行って決めてしまった。
前のはcasioだったんだけど。
お古は真っ赤っかだったけど、今回はどピンク。
赤もあったけど、外見もそっくりなのであんまり新しい実感がしないかなと思って、どピンク。



ざっと見た感じ、フランスのデジカメコーナーはほとんど日本製のもので占められていた。
Sony、 Canon、 Fijifilm etc...
この辺が主力っぽい。
しかしわたしが使っていたCasioはほとんどなかった。

デジカメ事情には詳しくないけど、Casioってあんまりメジャーじゃないの?



帰って家主に新しいカメラの購入を報告ついでに、「日本のメーカーばっかりだったよ」というと、「ああ、日本人は写真撮るの好きだからね」といういまいち的を射てない答えが返ってきた。

まあ、確かにその通りなんだが。 



以前イブの所でネットは使えるかと聞くと、「有線だけど大丈夫。あなた自分のパソコン持ってきてるんでしょ?日本人は必ずカメラとパソコンは持参だもの!」と言われた。

うん、ごもっとも。
ついでにそこに、電子辞書も加えると完璧ですね。
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