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さっきー
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44
性別:
女性
誕生日:
1980/10/18
職業:
フリーター
趣味:
いろいろ
自己紹介:
2008年度のワーキングホリデーで渡仏を計画中。

元パティシエール、現なんちゃって料理人。

音楽好き、ライブ好き、マンガ大好き。
オタク臭プンプンです。
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大人の寓話
2008/09/03(Wed) 05:16:30
久しぶりに、映画の紹介を。


髪結いの亭主
(原題:LE MARI DE LA COIFFUSE)



 出演:ジャン・ロシュフォール, アンナ・ガリエナ, ロラン・ベルタン
 監督: パトリス・ルコント

子供の頃からずっと女の理容師と結婚したい、と夢見続けているアントワーヌ。彼は、中年にさしかかった頃、ようやくその夢を実現させる。妻となったマチルドは、とても優しくて綺麗で、その上とても腕の立つ理容師だった。アントワーヌは念願が叶い満足し、十分に幸せな日々を送っていた。そして10年、何事もなく平穏に、そして静かに過ぎていくが…。

パトリス・ルコントの日本初公開作。主人公演じるたジャン・ロシュフォールの独特のアラブ風の踊りや、アンナ・ガリエナの香り立つ妖艶なエロチシズム等がドラマの個性を際立たせる。日本で大ヒットした話題作








見終わった後、正直なんと言っていいのか分からなかった。
不思議な余韻があって、それをどう言葉にしていいのか…。
その余韻は決して、不愉快なものではなく、でもモヤモヤとしていて。

いくつかのレビューを読んで、この作品をおとぎ話だと評しているのを見て、まさにそれだ!と思った。

そう、まさにおとぎ話なのだ。

子供のころからの夢をきちんとかなえることも、突然の結婚を承諾する女も、その結婚生活も、そしてラストも。

柔らかな、優しい夢の世界のよう。

アンナ・ガリエナの美しさにもうっとり…。


おとぎ話だけれど、究極の愛の物語。

不思議な余韻に浸りたい方はどうぞ。



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映画館で!
2008/06/23(Mon) 17:08:51

久々に、映画館に行ってきました!



ぼくの大切なともだち
(原題:mon meilleur ami)
 1006720_01.jpg
 
  監督・脚本 : パトリス・ルコント 
 出演 : ダニエル・オートゥイユ 、 ダニー・ブーン 、 ジュリー・ガイエ

 
フランソワは、自分の誕生日のディナーに集まった全員から「お前の葬式には誰も来ない」と言われ、ショックを受ける。そして反論するうちに、「10日以内に親友を連れてくる」という賭けをする事に。早速、友人たちにコンタクトを取るフランソワだが、そこで誰も彼を親友だとは思っていない事を思い知る。そんな時、タクシー運転手ブリュノの親しみやすさを目にしたフランソワは、彼に人と仲良くなるコツを学ぶ事にするが…。

公式サイト→http://www.wisepolicy.com/mon_meilleur_ami/



いや~、もう最高でした!
前半はひたすら笑いに笑って、後半はちょっとしんみり。

大好きなダニエル・オートゥイユ も素晴らしいけど、ダニー・ブーンも本当によかった!

現在公開中なので詳しい内容は書きませんが。
見に行って損は無し!
いろんな人に見てほしい!


ルコントの映画見るの初めてだったんだけど、他のも見てみたくなった。
なんか、恋愛ものが多いイメージだったけど、男同士の友情ものもあるらしいから、そっちの方を見てみたいな。
でも「仕立て屋の恋」とかも見るべきかしら。




「好きだ!」と言える映画が一本増えたこの嬉しさ。
もっといろんな映画が見たいなと前向きになれる。

ここ何年かは、こういう気持ちから遠ざかってたような。


やっぱり、映画っていいもんですね。

メメント・モリ
2008/06/23(Mon) 16:43:05

ぼくを葬る
(原題:LE TEMPS QUI RESTE)




監督

 

フランソワ・オゾン

 出演 メルヴィル・プポー 
    ジャンヌ・モロー
 
    ヴァレリア・ブルーニ=デデスキ
 
    ダニエル・デュヴァル
 
    マリー・リビエール 


パリでファッション・フォトグラファーとして忙しい日々を送っていたロマンは、ある日、医者から余命3ヶ月という衝撃の事実を告げられる。同棲中の恋人に別れを告げ、家族にも秘密にしたまま、自分の死と向かい合うことを決めたロマンだが、唯一の理解者である祖母ローラにだけは真実を話した。刻々と迫る命の期限。残された時間で何ができるのか?ロマンはふと、カフェで出会った女性、ジャニィの頼みごとを思い出した…。




なんか、いろいろ書こうと思ったけど、あんまり意味ないのでやめました。


ジャンヌ・モローとラストの美しさが本当に素晴らしいです。







ちなみに、主人公はゲイで、かなり激しい男同士のラブシーンがあるので、苦手な人は注意かな。
わたしもビビった。笑



2008/06/06(Fri) 06:21:48
今回はフランスのアニメ映画。


アズールとアスマール



監督: ミシェル・オスロ

幼い頃、アラビア人の乳母から聞いた子守歌を頼りに、ジンの妖精を探すため、遠く海を渡ったアズール。しかし、やっとたどりついた憧れの地は、“青い瞳は呪われている”とされる国だった!
文化も人種も異なるその異国で、盲人のふりをして旅を続けるアズール。それは、瞳の色を隠すためだけでなく、受け入れられない異文化に対し、自ら心を閉ざした証でもあった。
やがて、大好きな乳母ジェナヌと、兄弟のように育った乳母の子アスマールに再会。今や裕福な生活を送るアスマールと“呪われた青い瞳”を持つアズールは、対立し合いながら、それぞれジンの妖精を探しに旅立つ―。






なんといっても、その鮮やかすぎる色彩に目を奪われる。

色彩感覚に優れているといわれるフランス人。
日本人なら決して選ばないだろう、色とコントラスト。
もしかしたら、少し違和感を感じる人もいるのかも。

2Dと3Dを一つの画面に収める手法にも、なんとなく違和感。

でも、そのうちそんなの感じなくなる。


これが、フランス人の作ったアニメなのか…。



ストーリーも、一見子供向けの冒険ファンタジーのように見えるけど、実は奥か深い。

差別、偏見、宗教、文化、そして血を超えた絆。

ラストはハッピーエンドで、見終わった後はすっきり気持ちいいけれど、「よかったね」で終わらせてはいけない何かかがる。





わたしも、言葉も文化も違う国に行く。
こちらは好意をもっていても、相手はそうだとは限らない。

そうなったとき、わたしはどう思うのか。どうするのか。


そんなことをいろいろ考えてしまった




大きなことを言ってしまえば、「世界平和に必要なもの」がこの映画では描かれている。

子供が見てももちろん楽しめるだろうけど、大人こそが見るべきなんじゃないかな。


「とても大切なもの」を、この美しい映画によって気づかされるのは、とても素敵なことなのではないでしょうか。
雄弁なる沈黙。
2008/05/29(Thu) 04:03:28
映画熱にスイッチが入ったみたいで、立て続けに見てます。

イェイ!



不完全なふたり
(原題:un couple parfait)





  • 監督・構成 : 諏訪敦彦
  • 出演 : ヴァレリア・ブルーニ=テデスキ 
                  ブリュノ・トデスキーニ 

    マリーとニコラは結婚15年になる夫婦。彼らは友人の結婚式に出席するために、パリへやって来た。友人達からは、“理想のカップル”として見られる二人だったが、実は彼らは離婚することを決めているのだった。
     二人は、パリ滞在の数日間にも、たびたび口論を繰り返す。「私たち、何をしたの?」「何をしなかったの?」。一方、マリーはロダン美術館で、あたかも溶け合おうとする女と男を描いた彫像を見て、引きつけられる。果たして、マリーとニコラはこのまま別れてしまうのか?
     マリーとニコラは“不完全な二人”なのだろうか?他人同士である女と男にとって、“完全な二人”であることとは?




    たしか、去年のテレビフランス語講座で監督のインタビューを見て興味を持ったんだよね。
    日本人の監督で、全編フランス語・オールフランスロケ・フランス人俳優のみの映画ってのはすごく興味をそそられる。


    見る人によっては、退屈な映画と感じるかも。

    セリフは少なく、音楽も最小限。
    カメラは1シーンでほとんど動くことなく、固定されてる場合が多い。
    登場人物の説明も一切なしで、状況から判断するしかない。


    それでもわたしは、この映画なんとなく好き。
    どこがって、はっきりは言えないけど。

    映画の製作について全くわからないけど、カメラの使い方がすごいなーって。

    固定されて動かない視点。
    フレームの中の人物が動いて、誰一人として映し出されてなくても、決してその人物を追いかけることをしない。
    延々と映し出される扉と、フレーム外にいる人物のセリフ。

    これがすごく印象的。

    あと、無言の間。
    ラストのところがすごく良かった。

    セリフなんてなくても、ひしひしと伝わってくる感情。

    音の少なさが、この映画に深みを与えてる。



    都会の喧騒の中、忙しい毎日に疲れてる人が見るとよいのかも。

    わたしがそうだというわけではないけど。笑





    不思議なことに、原題は日本語と逆で「完全なカップル」
    何であえて逆にしたのか謎な所。



    ロダン美術館に行きたくなりました。
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