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2008年度のワーキングホリデーで渡仏を計画中。

元パティシエール、現なんちゃって料理人。

音楽好き、ライブ好き、マンガ大好き。
オタク臭プンプンです。
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2008/06/06(Fri) 06:21:48
今回はフランスのアニメ映画。


アズールとアスマール



監督: ミシェル・オスロ

幼い頃、アラビア人の乳母から聞いた子守歌を頼りに、ジンの妖精を探すため、遠く海を渡ったアズール。しかし、やっとたどりついた憧れの地は、“青い瞳は呪われている”とされる国だった!
文化も人種も異なるその異国で、盲人のふりをして旅を続けるアズール。それは、瞳の色を隠すためだけでなく、受け入れられない異文化に対し、自ら心を閉ざした証でもあった。
やがて、大好きな乳母ジェナヌと、兄弟のように育った乳母の子アスマールに再会。今や裕福な生活を送るアスマールと“呪われた青い瞳”を持つアズールは、対立し合いながら、それぞれジンの妖精を探しに旅立つ―。






なんといっても、その鮮やかすぎる色彩に目を奪われる。

色彩感覚に優れているといわれるフランス人。
日本人なら決して選ばないだろう、色とコントラスト。
もしかしたら、少し違和感を感じる人もいるのかも。

2Dと3Dを一つの画面に収める手法にも、なんとなく違和感。

でも、そのうちそんなの感じなくなる。


これが、フランス人の作ったアニメなのか…。



ストーリーも、一見子供向けの冒険ファンタジーのように見えるけど、実は奥か深い。

差別、偏見、宗教、文化、そして血を超えた絆。

ラストはハッピーエンドで、見終わった後はすっきり気持ちいいけれど、「よかったね」で終わらせてはいけない何かかがる。





わたしも、言葉も文化も違う国に行く。
こちらは好意をもっていても、相手はそうだとは限らない。

そうなったとき、わたしはどう思うのか。どうするのか。


そんなことをいろいろ考えてしまった




大きなことを言ってしまえば、「世界平和に必要なもの」がこの映画では描かれている。

子供が見てももちろん楽しめるだろうけど、大人こそが見るべきなんじゃないかな。


「とても大切なもの」を、この美しい映画によって気づかされるのは、とても素敵なことなのではないでしょうか。
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