さてさて、アンジェへ行ってきましたよ。
アンジェまでは最寄りの駅から30分ほど。
比較的大きな街だった。
白い新しめな建物が多くて、ヨーロッパの古い町の重厚感というものはなかったけど、住むにはうってつけな感じだった。
第2次世界大戦でかなりダメージを受けたらしく、だから新しい建物が多いらしい。
それでもいくつかは歴史的建造物も残っていて、古い家屋はコロンバージュと呼ばれる木の梁が壁に埋め込まれてる建物で、アルザス建築によく見るのと同じ。
アルザス独特のものなのかと思ったら、こっちの方でもよくあるみたい。
綺麗な近代的な駅を出て、街を歩くこと約5分。
突如現れる街のシンボル、アンジェ城。
ロワールのお城と聞くと、森の中に立つ優美な白亜の城を想像するけど、アンジェ城はそういうのとは違った。
城塞ですね。
よく整備された近代的な街から一転、いきなり現れるこの城。
でも中は綺麗なフランス式庭園になってたり。
街も城も二面性が激しいというか。
他には古い街らしく、カテドラル。
そこまで大きくないし装飾もそれほど華美じゃないけど、白い石でできていて優美な感じ。
城もカテドラルもそして街中も工事中のところが多かった。
カテドラルの門が見れずに残念。
城も工事の為に入れないところがあった。
着いた日はすでに夕方で、城の外観とカテドラルを見ただけで終わった。
セバスの彼女、アニッサの仕事が終わるのを待って、バーへ繰り出す。
そこでかなりの量のワインを飲んだ…。
久しぶりに吐くかと思った。笑
一緒にチーズとシャルキュトリーも大量に摂取。
ロワールは、豚肉の加工品が美味しい。
アニッサの行きつけのバーで、次から次へと彼女の友達が現れる。
最初の頃は名前をちゃんと覚えようと努めたけど、酔いが回ってからは諦めた。笑
多少の気持ち悪さを抱えながらも、陽気ににグルグル回る頭でアニッサの部屋へ帰って撃沈。
次の日はアニッサが働く映画館へ日本映画を見に行く。
タダで見させてもらった♪。
映画の話はまた別に。
その後はまた街をブラブラ。
そんなに見どころが多いわけじゃないけど、知らない街を歩くのは面白い。
城の中も見物。
近くに大きな湖があるらしいので、今度は自転車を持ってきて行ってみよう。
この日のうちに帰るつもりだったけど、泊まって行きなよと勧められたのでお言葉に甘えてみる。
仕事が終わったアニッサと帰宅して、夕食を取りながら本日2本目の日本映画鑑賞。
彼女が友達から借りてきた「黒い河」という映画。
1950年代のもので、もちろんわたしゃ知りません…。
かなり意味不明な内容で、なにが言いたかったの?と思う作品。
これ名作なのかしら?
で、次の日の朝帰宅。
かなりゆっくりさせてもらった。
仕事始めるの遅くなったけど、誰も何も言わない。
セバスに楽しかったと言うと、とても満足そうだった。
ここはこれでいいんだ。
で、アンジェに着いた日の夜中からサマータイムに変更になった。
29日になったとたん、0時台はなくていきなり1時となる。
んだろうけど、あんまりみんな話題にしない。
わたしも前もって聞いてたけどすっかり忘れてて、バーでお開きになって帰り際に誰かが言いだして「そういえば」って。
他のフランス人もそんな感じで、「え、それって今日だっけ?」とい人を何人も見た。
そんなんでいいのかしら?
だって、気づかないまま月曜になっちゃったら、学校や仕事遅刻じゃない?
さすがにそんなことはない、かな?
生まれて初めての時間の変更。
これってタイムスリップ?と思いたいけど、どうにも1時間損した気分。
ま、冬時間に戻るときに取り戻せるのか。
いつかは知らないけど。
そして1時間プラスされたことによって、太陽の位置と時間の感覚が合わなくてちょっと戸惑う。
仕事中は時計を持ってないので、太陽の位置でだいたい何時頃かと憶測していた今日この頃。
今はちょうど9時くらいに外が真っ暗になるのです。
変な感じ。
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