ブドウ収穫しまくってきました!
しかし、最初のに聞いた時には「1週間か8日くらいかな」という話だったのに、なんとたった4日で終了。
そしてその4日間、結局1度も日記を書かず、「帰国まで毎日日記を書くぞ!」という目標は達成されませんでした…。
フランス人に「ヴァンダンジュするんだ」と話すと、ほとんどの人に「あれはかなりキツい仕事だよ!」と返された。
ブドウの木は低いので、収穫は屈み仕事に生る。
1日中屈んでるのは想像しただけでもしんどい。
が、わたしが日記を書けなかったのは、重労働に疲れ果てて、という理由ではない。
長期間のウーフ生活のおかげで農作業にはすっかり慣れてしまい、聞いていたほど辛い仕事ではなかった。
だいたい毎日8時間ほどの仕事だったけど、腰・背中にダメージはほぼ無し。
では何故日記が書けなかったかというと。
単なる飲みすぎです。
やっほーい!
さすがワイン農家。
当たり前だけどワイン飲み放題!
わたしがヴァンダンジュ先に到着したのは夜の9時過ぎ。
そこから飲み会開始。
終わったの夜中に1時過ぎ。
次の朝7時過ぎにホルンみたいな金管楽器で起こされ(笑)、8時半から収穫開始。
前日はいろんなワインを試飲させてもらい、覚えてないけどグラス3杯は飲んだ。
わたしにとってはかなりきつい量。
そして睡眠不足。
微妙にアルコールが残った状態での屈み仕事は、ある意味キツイ…。
オエ~~~~。
午前中の仕事終わりに配られる、またしてもワイン。
昼食時にはもちろんワイン。
午後の休憩中も、タンクに入ったワインが回ってくる。
午後の仕事終わりにもタンクワイン。
夕食時には勿論ワイン。
フランス人!
なんで食卓に飲み物がワインしか置いてないんだーーーー!!
いや、べつに自分で水くみに行けばいいんだけど、酔っぱらうと動くのめんどくさくて…。
そして休憩中や仕事終わりのワインを断ると、素敵なおじさまから「俺の酒が飲めねーのか!?」状態で責められる。笑
そして夕食は、収穫したブドウの処理が終わってからなので、だいたい10時半開始。
寝るの1時ごろ。
そして朝は7時過ぎに例の楽器で起こされる…。
4日間これの繰り返し。
日記書く余裕なんて全くなかったわ。
体内にアルコールが無い時間がほとんどなかった!笑
仕事は平気だったけど、これはしんどかったな…。
4日で終わって幸いだったと言うべきか?
わたしが働かせてもらった農家には、泊まり・通い合わせてだいたい20人くらいの収穫人がいた。
ヴァンダンジュは、時期も期間もはっきりしない季節労働なので、当たり前だけど働いているのは自由人が多い。
よく近くて働いていた女性に「どこに住んでるの?」と聞いたら、「車の中。だからそこら辺?」という答えが返ってきた。
わたしは家の中の部屋を提供してもらっていたけど、この人を含め何組かは自分たちのトラックの中で寝泊まりしてたり。
みんな自由と音楽を愛する人たちで、時間があればみんな楽器を持ち寄ってコンサートが始まったりすることがしょっちゅうだった。
でもみんな仕事はしっかりこなす。
メリハリがしっかりしている。
一緒に働いて、生活しててすごく気持ちがいい。
まさか4日で終わるとは思ってなくて、「ここが最後の畑だよ」と聞いた時は「もうこの人たちと一緒に働けないのか」という思いが真っ先に浮かんで、すごく寂しくなった。
たったの4日間。
もっと一緒にあの人たちと働きたかったな。
ヴァンダンジュ、当たり前だけど1日中ひたすらブドウを収穫していくだけの仕事。
でも全く、つまらないと思ったことが無かったよ。
そして、大誤算のたったの4日間。
わたし、「1週間でこれぐらい稼げるだろう」って計算してたから、ああ…。
捕らぬ狸のなんとやら…。
みなさーん!
ヴァンダンジュは期間も時期も、地方や農家によって全く違いまーす。
あくまで「経験」重視で、「金稼ぎ」は二の次に考えた方がいいかと思いまーす。
とか言ってみる。
PR