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2008年度のワーキングホリデーで渡仏を計画中。

元パティシエール、現なんちゃって料理人。

音楽好き、ライブ好き、マンガ大好き。
オタク臭プンプンです。
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カルナック巨石群
2009/08/24(Mon) 04:53:56

4日目はカルナック観光。

というか、カルナック周辺の巨石群訪問。


9c8c0fff.jpg



ブルターニュには多くの巨石文化の遺構が残っていて、カルナック周辺にはいくつもの巨石群が点在している。

 

まず観光の初めに、プチトランに乗ってみた。
フランスの多くの観光地で見られる、列車型観光バス。
すごくかわいい。


DSCN1077.JPG


カルナックの海岸と近くのリゾート地、そして3つの大きな巨石群を回っている。
辺りの概要を知るには、すごく便利だった。


DSCN1071.JPG
曲がりまーす。



プチトランを降りて、本格的に巨石見物。

カルナックの巨石群には、メンヒルという直立した巨石が一列に延々と並んでいる形が多い。

草原の中に、巨大な石が黙々と並んでいる姿。
特に何が面白いというわけでもないけど、目が離せない、不思議な気分になってくる。
誰が何のためにどうやって運んできたんだろう。


DSCN1079.JPG


DSCN1078.JPG
これは巨石群の模型。
こんな風に石が並んでいる。


DSCN1093.JPG
少し高い所から。



直立型のメンヒルのほかに、巨石を組み合わせたドルメンという形もある。
これは一種の墳墓ではないかと考えられているらしい。

DSCN1102.JPG


DSCN1105.JPG
 

 


先史時代におかれたこれらの石の謎は全く解明されてないとか。

ある伝説があるらしい。
どこかから逃げてきた聖職者。
それを追ってきた戦士たち。
聖職者が魔法を使って、戦士たちを石に変えてしまった。
それらがカルナックの巨石だと。

プチトランの中でこの説明があったらしいけど、フランス語・英語のみの説明で、わたしはこんなこと話してたのすら知らなかった。
あとから連れが説明してくれたけど、それでも詳しいことはよくわかんない。笑

 


それぞれの巨石群の周りには柵があって、一般人は中には入れないようになっている。
それはちょっと残念。
でも時々群れから外れた大きな石が歩道の途中にあったりして、子供たちがそれに乗って記念撮影したりしていた。


f1489e03.jpg
わたしもついでに撮影。
この石でも、中くらいの大きさかな。


ちなみに柵の中には時々羊が投入されて、草が伸びすぎないように羊たちに食べさせているらしい。

DSCN1082.JPG
 



そして現存する一番大きなメンヒルは、ちゃんとそばまで行けるようになっている。
ただし車が入れないところにあって、しばらく歩かないといけない。

この日は午後からあいにくの雨。
大きなメンヒルのあるところまで続く道はぐちゃぐちゃ。
しかもすぐ隣に子供用の乗馬教室があって、その道は馬の散歩道にもなっているみたい。
至る所に馬の落し物が…。
ある意味恐怖体験。

15分ほど歩いて、メンヒルに到着。
歩いている間にありがたいことに雨が止んで、ばっちり記念撮影することができた。

DSCN1099.JPG




しかしカルナックにいる間に雨が止んだのはこの時だけ。
他にもいろいろ見て回りたかったけど、雨の中の見物は難しいと断念。

諦めてその日の滞在地に向かったのでした。
 

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美しき島
2009/08/24(Mon) 02:16:26

3日目は、ちょっと海を渡ってブルターニュで一番大きな島、ベル・イルに上陸。

ベル・イル(Belle-Ile) とは、「美しき島」という意味。
まさにそのまま、本当に美しい所だった。


01d4b5bd.jpg

朝、小雨が降る中、ベル・イル行きの船が出ているキブロンに向かう。

車ごと渡るつもりだったけど、バカンスシーズン真っただ中、フェリーは満杯。
もし車を渡したかったら次の日の夜まで待たないといけないという。
船もちゃんと予約しないといけないのか…。

結局車はあきらめて、小型の客船で出発。
地球の歩き方には島まで45分と書いてたけど、この小型船だと約30分くらいで着いた。


DSCN0959.JPG

 


ベル・イルの港周辺には、レンタカーやレンタサイクルの店がたくさん並んである。
わたしたちは車ではなく、自転車を1日レンタル。
しかもほとんどの自転車が出払っていて、残っていたのは2人乗り用のみ。
他の店に行く手もあったんだけど、何だか面白そうなので2人乗り自転車を借りてみた。


雨は止んだけど、まだまだ曇り空の中、とりあえず一番北の岬を目指して出発。

 

港の周りはかなり栄えてて、いかにも観光地というお店が集まっている。
しかしちょっと自転車を走らせると、あっという間に田舎の風景。
ぽつぽつと民家と、たくさんの牛と、トウモロコシ畑が広がっている。

そんなのどかな景色の中を、自転車でビューンとひと走り岬まで、と思ったけど、結構起伏があってしんどい。
しかも慣れない2人乗り自転車。
上り坂で何度もギブアップして、自転車を押して坂を登りました。


この2人乗り自転車、当たり前だけど恐ろしいほど目立つ。笑
すれ違う人・車・同じく自転車に乗ってる人が、ガンガン見てくる。
一度、すごい上り坂をがんばってペダルをこいで登ってる時、知らない人から「行けー!がんばれー!!」と声援を頂いてしまった。
その後車で追い付いてきたその人は、グッジョブサインを残して去って行った。

こんな微笑ましいエピソードもありつつ。


途中の町でお昼休憩。
もちろんブルターニュ名物、そば粉のクレープ・ガレット。
そしてシードル!
たまたま入ったレストランだったけど、使ってる野菜は全部ビオ製品とのこと。
味もなかなか。
サービスも良くて、値段もお手ごろ。
良いレストランを選びました。


DSCN0980.JPG
ピンクのレストランで食事。


DSCN0970.JPG
ボリュームたっぷりのガレット。


DSCN0972.JPG
デザートはもちろんクレープ。笑



その後再出発。
が、北を目指して走っていたのに、結局着いたのは目指していたのとは別の所。
しかも途中で地図を無くしてしまったので、結局自分たちがどこにいたのかよくわからず仕舞い。笑


しかし、素晴らしい絶景が目の前に!!
そしてその絶景地点に着いた時には、朝雨が降っていたのが信じられないほどの晴天!!
「すごーい!すごーい!!」と連発して、写真撮りまくり。


DSCN1005.JPG


DSCN0998.JPG
分かりづらいけど、ここはかなり高い所で怖い。



海が本当にきれいで、水平線がばーーーんと広がってて、地球が丸いんだって実感できる景色だった。


DSCN1008.JPG
サービスショット。笑



しばらくそのあたりを散策した後、再び自転車漕ぎ!
地球の歩き方に写真が載ってたコトン港に行きたかったのだが、地図が無いし現在地もよくわかっていないので「たぶんこっちの方」と言った感じで、適当に出発。

よくわからないまましばらく走ったら、一つのビーチに到着。
このビーチが、ブルターニュで見たビーチの中で一番きれいだった!



DSCN1032.JPG

砂浜も、水の澄み具合も申し分ない。
が、波が尋常なく高い。
サーファーがたくさん、沖で波待ちしている。
瀬戸内海の穏やかな海でしか泳いだことないわたしにとって、ここで泳ぐなんて頭が狂ってるとしか思えない。



DSCN1038.JPG


ホントにきれいなビーチだったので、ちょっと泳ぎたいな~と思ったりもしたけど、いやいや無理。
それに時間もなかったし…。


結局ここで時間切れ。
コトン港にはたどり着かず、最初の港町ル・パレに引き返し。


ほぼ半日しか時間がないのに、自転車を選んだのは失敗だったかも。
島の自然を味わうことはできたけど、島全体を見て回るのは自転車では無理だった。

ル・パレではそんなに高くない値段でかわいい車をレンタルできるので、時間がないなら車の方がお勧め。


DSCN1029.JPG
こんなのとか


DSCN1040.JPG
こんなのも



でも自転車だと、車が通れないようなほとんど山道といったところを走ることができる。
島内には野生のミュールがあちこちに実ってて、自転車だとちょっと休憩がてらモグモグ味見することができた。笑
途中、大きなタッパー2,3個分ミュールを詰め込んでいたおじさんに遭遇。
自分も何か容器を持っていれば!と後悔したのでした。


DSCN0964.JPG




たった1日ではベル・イルをしっかり味わうことはできなかった。
せめて島内に1泊するべきだったと大後悔。
島の自然と海が気に入った今では、1週間ぐらい滞在したい気分。

いつか必ずもう一度行こうと決意。

 

 

ちなみに、ベル・イル行きの船が出ている港町キブロンには、有名なショコラティエ、アンリ・ル・ルーのお店があるので帰りに行ってみた。
名物の塩バターキャラメルとチョコを少々購入。
が、かなり高い。

キャラメルは結構おいしい。
チョコはそれほど…、と言った感じ。
わたしはやっぱり、エヴァンが好きだわ。


それにしても、なんでカタカナ表記だと「ル・ルー」になるのか?
Le Rouxをカタカナで表すのは難しいけど、最後は「ルー」と伸ばす音にはならないのに。

フランス人の連れに、「わたしはル・ルーという店を探してます」とわざとカタカナ発音で言ってみたら、「絶対に分からない」と言われました。笑

 

ブルターニュへ!
2009/08/24(Mon) 00:31:51
2日目はロワールを離れて、フランス最西部・ブルターニュへ!


bretagne1.gif

ブルターニュはケルト文化が根付く独特の地方。
フランス人ですら異境を感じる場所だとか。



まず最初に訪れたのが、ヴァンヌという街に近いChateau de Suscinioという城。
また城か、という感じだけど、ロワールの城と違ってこっちは城塞。


DSCN0825.JPG
デカくて上手く撮れない…。


サイトで写真を見た時は綺麗な城だな、と思ったけど、実際行ってみるとそうでもなかった…。

内部には子供向けのクイズや展示がたくさんあって、客もみんな子供連れ。
大人にはちょっと物足りないというか。

建設当時から残っている、いろんながらのタイルは綺麗だったけど。


DSCN0797.JPG


DSCN0800.JPG



今では立派な姿を誇っているこの城だけど、一時は荒廃して瓦礫の山だったらしい。

フランスにはこういった、荒廃した城塞を復興させて今は観光名所となっているところがたくさんある。
ストラスブールの近くにあるオークニクスブール城もそうだし、世界遺産のカルカッソンヌも以前はただの瓦礫だったとか。

そういった城内にはだいたい以前の姿の写真と、修復後の写真を並べて置いていたりする。
それらを見ていくのは結構楽しい。
フランス人の根性見たり!みたいな。
(オークニクスブールはドイツ人が修復したけど)


DSCN0816.JPG

この建物も壁のみだったし、写真を撮っている城壁も無かったのよね。


DSCN0814.JPG

このとんがり帽子も無い時代がありました。

上の写真のタイルも瓦礫の中から見つけて、割れてるものなんかはちゃんとつなぎ合わせていったんだ。

ホントにすごい根性。




この城を出て、今度はヴァンヌの郊外にある水族館へ。

そんなに大きくない水族館だったけど、水族館に行くのなんて久しぶりで十分楽しめた。

フランス語で魚の名前なんてほとんど知らないから、気になったものは辞書で調べつつ見学したり。


「これ、カレイだよ!美味しんだよね」
「鯛!鯛食べたい!」
「でっかいエビ!美味しそう~!」
「ウニ!わたし嫌いだけど、日本人みんな好きだよ」

という感じではしゃいでたら、連れに「日本人は何でも食べるんだな」と言われた。
たしかに。
日本人は海の生き物はほとんどなんでも食べますね。
泳いでても、観賞用というより美味しそうにしか見えない。笑


ちゃんと普通に綺麗な魚も鑑賞しました。


DSCN0862.JPG
クマノミはニモって名前に改名した方がいい。
ニモは万国共通。


DSCN0851.JPG
クラゲ好き。


DSCN0900.JPG
電気ウナギ。


DSCN0888.JPG
変な顔。


DSCN0893.JPG
このワニは何故だか知らないけど、パリの下水道で発見されたらしい。



水族館って自分ではなかなか行かないけど、行くと絶対楽しいね!
イルカショーがあれば完璧なんだけど、この水族館は残念ながらありませんでした。

そのうち日本で。



ヴァンヌの市内も見てみたかったけど、時間があんまりなかったので諦めて、この日の滞在地カルナックへ。
ロワールの古城
2009/08/23(Sun) 22:57:34

バカンスはまず、ロワールの古城めぐりからスタート。

 

一番最初に訪れたのは、ロワールの城の代表格・シャンボール城。


DSCN0710.JPG

この通り、かなり大きくて迫力満点!
内部も超広大!

シャンボール城は見学順路は特に定められてなくて、自分たちで好きなように回っていいようになっている。
一応地図は持っていたのだが、いちいち場所の確認をしていなかったので、何度も何度も同じところをぐるぐる回って、挙句の果てに地図を見てもどこにいるのか分からなくなってしまう始末。

自分たちでは一応全部見て回ったつもりだけど、まだどこか見落としてそう。
それくらい広い。

 

シャンボール城にまつわる逸話はたくさん残されているそうだけど、この城の設計者はどう調べても分からないらしい。
ただ、城の中央にある、円筒の周りを取り巻く2重のらせん階段から見て、レオナルド・ダ・ヴィンチが設計したのではないかと言われているとか。
この2重のらせん階段は、それぞれの階段を歩く人がすれ違わないですむつくりになっている。


DSCN0654.JPG


城内には、夏の間城で行われるらしいオペラの衣装が展示してあって、それを見て行くのもなかなか楽しい。
オペラなんて全く分からないから、どの話のどの場面かなんて全く分かんないけど。


DSCN0692.JPG


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シャンボール城では日本語のオーディオガイドの貸し出しがあったので、ためしに借りてみた。
が、この広大な城内、聞き所も無数にあって、一つ一つまじめに聞いていると、かなりの時間を消費してしまう。
最初のうちは順番に聞いて行ってたけど、そのうちめんどくさくなって最後の方は全く使用しない状態だった…。

詳しくわかっていいかな、とも思うけど、フランス史をある程度理解してないと聞いても難しいと思うこともあった。
逆に無い方が見学に集中できて、わたし的にはそっちの方がいいかな。
もうどこでもオーディオガイドを借りることはないだろう。


ちなみにオーディオガイド貸出所には日本人の女性が居て、丁寧に日本語で使い方を説明していただきました。

 

 


お次は、シュノンソー城。

建設以来、代々6人の女性が城主だったことから「6人の女の城」と呼ばれているとか。

写真で見ると、川をまたいで城が建っており、まるで川に浮かんでいるような造り。
シャンボール城より全然小さい城だけど、確かに女性好みしそうな可憐で優美な姿。


が、実際行ってみると、かなり大規模な工事中。
外観にも足場が組まれてて、かなり残念な姿…。

ショック。。。


DSCN0723.JPG
工事現場が入らないように頑張って、こんな感じ。



城内はかなりの数の見学客で、どこに行っても人!人!人!!
ゆっくり見学なんてできないし、写真もまともに撮れません。
古い調度品がしっかり保存されてあって、素敵なお部屋がいっぱいだったのに、残念。


DSCN0751.JPG
この写真はかわいく撮れた。笑


でも、城の外にある2つの美しいフランス式庭園。
こっちは人も少なくて、ここでゆっくりするのもいいかも。
という感じだけど、今度はわたしたちに時間がなくてほぼ素通り状態。


DSCN0759.JPG




庭園から少し離れた所にある、植木で作られた迷路。
「こういう迷路で遊んでみたかった!!」と喜んで行ってみたけど、そんなに大きくなくておまけに簡単だったのですぐに終了。


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いつか、半日かかっても出口にたどり着けない!というような迷路に行ってみたい。

 

 


そして最後に訪れたのが、ユッセ城。

ユッセ城は、「眠りの森の美女」のモデルとなった城。
そしてフランスのバレエ映画「オーロラ」が撮影された城でもある。

「オーロラ」はストーリー自体は「なんだかな~」という感じだけど、バレエをまともに見たことがなかったわたしにとっては、「人の体ってこんな風に動くんだ!?凄い!!」というような感動をもたらしてくれた映画だった。

すごく好きな作品、というわけではないけれど、なんとなくこの映画の美しい印象が忘れられなくて、どうしてもユッセ城に行ってみたかったのだ。
シャンボール・シュノンソーとユッセを1日で回るのは難しい、と言われたのだが、わがままを言って連れて行ってもらった。
そんなわけで時間がかつかつで、シュノンソーであんまり時間が取れなかったのだ。


でも、行って正解。
外観的には、この日見た城の中で一番気にいった。
規模はシュノンソーとそんなに変わらないと思うけど、いかにも「お城」といった雰囲気。


DSCN0794.JPG
この写真だと、あんまり美しさが分からないけど…。



ただ残念だったのは、場内で見学できるのはごく一部しかなかったということ。
この城は現在もどこぞのお貴族様が所有している私有地らしいので、それも仕方ないんだけど。

なので見学はあっという間に終了。
ただ、塔の一部に「眠れる森の美女」の各シーンを再現した蝋人形が置いてあって、それを見るのは面白いかも。
というか、結構気持ち悪かった。笑


DSCN0785.JPG


DSCN0789.JPG

 



1日で3つの城を回るのは結構しんどかった。
この3つがそれぞれ結構離れてるってのもあるんだけど。
とにかくシャンボール城。
大きすぎ!
そんなにゆっくりしたつもりなくても、3時間くらい城内にいた。


ロワールの古城ってもっと隣接してるイメージあったけど、有名なお城なんかはかなり距離がある。
「城」ってのはその建築物だけじゃなくて周りの森なんかも城の一部なんだから、そりゃ当り前だな。

ゆっくり見学しようと思ったら、車持ってても1日に3つが限界かな。

 

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