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失うものはなにもないから、やるだけやってみれば?
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44
性別:
女性
誕生日:
1980/10/18
職業:
フリーター
趣味:
いろいろ
自己紹介:
2008年度のワーキングホリデーで渡仏を計画中。

元パティシエール、現なんちゃって料理人。

音楽好き、ライブ好き、マンガ大好き。
オタク臭プンプンです。
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バリカンの日
2009/06/26(Fri) 06:57:37
飼葉回収の次の日、わたしは朝寝坊を許され、いつもより遅く起床。

そしたらすでにジュリオとパパは仕事を始めていて、前日とりあえず倉庫に突っ込んでいた飼葉をきれいに積み上げ終えていた…。

ホントに働きすぎです。


でもわたしは午前中は働かなくていいと言われていたので、お言葉に甘えてのんびり。

していたら、外から聞きなれない音が聞こえてきた。
なんだろう?と思って様子を見に行ったら、すごい光景が!!


DSCN0325.JPG

い、犬の毛を刈っている!?
なにしてんのーーーー!!!!???


ここの犬、タコという変な名前なのだが、真黒なかなり長い毛を大量に身にまとっている。
いつも暑そうだし、結構臭い…。

たしかに毛を刈ってあげるのはタコにとっていいことなのかもしれない。
が、プロのトリマーではないジュリオは、結構適当に刈り上げ。


DSCN0202.JPG

こんな感じの姿だったのだが、









DSCN0345.JPG

こんな哀れな姿にされてしまい!


なんか間抜けなライオンみたいで、おかしすぎる!!

タコを見るたびに笑いがこみ上げてしょうがないwww


しかも3人の人間に無理やり押さえつけられ、おびえて暴れるもんだから、バリカンで皮膚をガリっと…。
いくつか傷ができてしまい、さらに哀れ…。





とまあ、タコのヘアーカットはついで。
この日の本業は、羊毛刈り。

羊たちもモコモコの毛皮を身にまといいつも暑そう。
日中は日陰でお昼寝、涼しくなった夕方からやっと活動を開始という具合。
そしてノミなんかも発生するので涼しくしてあげないといけないらしい。


まずジュリオが餌で釣って羊を集めて倉庫に押し込める。

DSCN0327.JPG
羊の行進。





DSCN0331.JPG
狭い所に閉じ込められ、不安におびえる羊。





DSCN0334.JPG


一匹ずつ捕まえて、毛皮カット!


DSCN0332.JPG


が、やっぱりおびえて暴れるので抑え込むのが大変。
わたしも要請があれば足を持ったりお手伝い。
そんな時は顔を蹴られないかとヒヤヒヤ。


そしてやっぱりジュリオはプロではないので、それなりに手慣れてはいるが、あんまり手際は良くない。
抑え込むわたしたちも慣れてないので、よけい羊をおびえさせる。

しかし数をこなすうちにだんだん上達。
それに伴い、羊たちの緊張もほぐれてくる。

最初は倉庫の一角におびえて集まっていたのだが、そのうちそれぞれ好きなことを始める。
隅に積み上げていた飼葉をむしゃむしゃしたり、喧嘩を始めたり、毛刈りが終わった羊の様子を確かめたり。

緊張が解けると、暴れる羊も少なくなって、作業もしやすくなった。



なんとなく、小学校の時の予防注射の様子を思い出す。
最初は異様な緊張感が充満しているけど、終わった子に「痛かった?」と聞いて、「痛くなかったよ」と聞けばちょっと安心したり、終わった子が増えていけば、緊張感も減っていく。

羊たちも毛を刈られた羊の様子を確かめ、「痛くなかった?」と確認しているみたいに見えた。



DSCN0340.JPG
毛を刈られ、丸裸にされたらこんな感じ。



DSCN0341.JPG
1日で全部のカットは終わらなかったので、まるでヤギと羊の混成みたいだw



刈った羊毛は、残念ながらゴミ箱行き。
以前は売っていたらしいのだが、洗浄に相当な手間と費用がかかるらしい。

ちょっともったいないな~。




このとき着ていた作業着がめっちゃ羊臭い!!
洗濯しなければ!

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ジュリオの家族。
2009/06/25(Thu) 17:50:04
基本的にここはジュリオ一人で切り盛りしている。

わたしが持っているホストリストを見ると、ホスト名が2人の連名になっているのだが、ネットのリストはジュリオ一人だけになっている。

…大人の事情ってやつですね。


しかし、一人てやっていくには規模が大きすぎる。
ウーファーが頻繁にやってくるみたいだけど、わたしみたいな素人もいるだろうから、あんまり当てにはならない。

そんなわけで、ほぼ毎週ジュリオのパパが手伝いに来る。
水曜日にやってきて、1泊して、次の日も丸1日働いて、車で1時間半かかる街に帰っていく。

ジュリオのパパは70歳。
それなのにほとんど休みなく1日中働く。
飼葉回収は相当な力仕事だけど、それもやってのける。


パパが来ている時は、わたしは基本的に彼のお手伝い。
一緒に畑仕事をすることが多い。
良く働くけど、さすがに素早い動きは無理で、ゆったりのんびりマイペースで仕事をする。
その彼のリズムが心地いい。
パパと仕事をするのが大好きで、パパもわたしのことを気に入ってくれているみたいで、とっても居心地がいい。
お互いあんまり話さないけど、それも全然苦じゃない。

しかし、わたしが「フランスにずっと住みたい」と言うと、「じゃあ結婚相手を探さないとな」と。
それからはこういう相手を選びなさい、とか、「ダンスして結婚相手を見つけるんだ」とか。

「わしが若かった頃はダンスして相手を見つけてたんだ」

ダンス??
ディスコかなんかかしら??



パパはわたしの名前を発音できない。
「イトミ」だったり「チトミ」だったり、「シトミ」だったり。
やっと「ひ」を発音できても、しゃっくりするみたいになっている。
それがとってもかわいい。笑





そして週末や忙しい時なんかは、ジュリオの娘・クレアが手伝いに来る。

以前ジュリオが「週末は娘がよく来るんだ」と言っていたので、孫の顔を見せに遊びに来るのかな?と思っていたら、子供を置いて働きに来ているのだ。

この家ではまさに「働かざる者食うべからず」、だ。
ここに滞在する人は客ではない限り、しっかり働くのが当たり前。


それにしても、ジュリオもパパもクレアもよく働く。
ジュリオは働き過ぎなくらい。
わたしはジュリオが休みを取っているのを見たことがない。
そんな彼のことを分かってるから、パパもクレアも手伝いに来るのかもしれない。


しっかり働く親子3代だけど、3人とも顔が全く似ていない。
性格も全然違う。
本当に血が繋がってるのか?と思うほど。

でもとても仲が良くて、いつも疲れ気味のジュリオも彼らがいる時はリラックスしている。



ちなみにパパがやってくる時は、いつもいろんな手土産を持ってくる。
すべてジュリオのママからジュリオへの差し入れで、手作りのお菓子だったり、料理だったり、肉とか卵とか。

この家には鶏がいて卵は売るほどあるので必要ないし、ジュリオは肉を食べないのでもらっても困ると思うのだが、なにも言わないで受け取っている。
「いつもこうなんだよ」とちょっと困ったように笑ってたけど。

そんな様子を見ていると、ママもきっと素敵な人なんだろうなと想像できる。
会ってみたかったけど、もうその機会はなさそう。
むむむ、残念。


パパと会えるのも、あと1回だな。
地獄の第2段
2009/06/25(Thu) 16:44:23
まさかまさかの、飼葉回収2回目。

あの、最も辛かった肉体派労働!!


人手が必要なこの仕事、ジュリオのパパが手伝いに来る水曜日に行われる。
水曜の午後はわたしはお休みなのだが、手伝ってくれと言われると嫌とは言えません。
言うつもりもないけどね。



2回目で要領が分かっているとはいえ、しんどいものはしんどい!!

そして上達しないトラクターの運転…。

いや、上達しないのはわたしのフランス語か…。
「右に曲がって!」といわれても、瞬時に左右どっちか判断できない。
間違って左に曲がって「違う!右!右!」と指示が飛ぶ。
ジュリオがいら立ってるのが分かる。

すみません、こんな簡単なことも分からないアホで。

ちゃんと考えれば右と左はもちろん判断できるのだが、意識のほとんどが運転に集中してしまっているため、他のことは考えられない状態。

ああ、トラクターに関してはまるっきり使えない自分。。




この家には、飼葉を刈るためのトラクターがない。
そしてカットした飼葉を四角くまとめる道具もない。

そんなわけで、その辺のことはご近所さんにお願いする。

この日の午前中に飼葉カット。
しかし、そのご近所さんも仕事があるので、飼葉をまとめるのは5時からになるとのこと。

5時っすか!?
前回は午後中かかってやっと終わった気がするんですが…。


そんなこんなで、回収が始まったのが結局5時半。
そして終わったのが10時半…。

暗くなり始めたころに、「どうする?今日は終わって、明日の朝にまたやる?」と意向を尋ねられたが、もしかしたら朝雨が降るかもしれないという。
だったらやるしかないじゃないか!と続行決定。


終わった時には、疲れすぎて空腹も感じないほど。
手袋はめてても指の関節が痛いし、腕も上がりませ~ん。

もうこの仕事は勘弁。。




ちなみにこの日、敷地内に巨大なキャンピングカーがご宿泊。
こんなにでかいキャンピングカー、見たことない!ってくらいホントにでかい。
乗っていたのはベルギー人の夫婦2人だけ。
「最近買ったんだよ。2人用にはちょうどいいね!ハハハ!」
みたいな。
2人どころか、4人は余裕でいけそう。


そのご夫婦、キャンピングカーの外にチェアを出して水着で日光浴したり、本読んだり。
どこの海岸ですか?みたいな優雅な雰囲気を醸し出していたけど、その真横を飼葉を山盛りに積んだトラクターがゴーゴーと何往復も。
しかも夜遅くまで。

なんともまあ、タイミングが悪かったですね…。
夏至
2009/06/22(Mon) 05:21:23


DSCN0311.JPG



この写真で夜の10時頃。



フランスに着いたばかりの頃は、夕方6時にはもう暗かった気がする。


昼が長いって、なんか幸せ。





調べてみたら、日の出が最も早い時間・日の入りが最も遅い時間は、夏至の日と一致しないらしい。
知らなかった。


最も日の入りが遅いのは夏至の1週間後位だとか
完全に暗くなるのがもうちょっと遅くなるのね。
育ちすぎ
2009/06/18(Thu) 21:30:34




DSCN0298.JPG
サラダ





DSCN0299.JPG
サラダ





DSCN0303.JPG
玉ねぎの芽






DSCN0302.JPG
ジャガイモの芽







DSCN0301.JPG
ジャガイモの芽(大軍)

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